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デノンやマランツ抱えるSound Unitedオーディオ事業をハーマンが買収。JBL、AKG等のブランドファミリーに
2025年5月7日 09:52
デノンやマランツなどのブランドを持つMasimo Corporationは米国時間の6日、ハーマンインターナショナルに、Sound Unitedのコンシューマー向けオーディオ事業を3億5,000万ドルで売却する契約を締結したと発表した。取引は2025年末までに完了する見込み。これにより、デノン、マランツ、Bowers & WilkinsといったSound Unitedのオーディオブランドは、JBL、Harman Kardon、AKG、Mark Levinson、Arcam、Revelといったハーマンのブランドファミリーに加わる事になる。
ハーマンのライフスタイル部門プレジデント、Dave Rogers氏は買収について、「ホームオーディオ、ヘッドフォン、Hi-Fiコンポーネント、カーオーディオといった主要製品カテゴリーにおいて、ハーマンのコアオーディオ事業と事業展開を拡大するための戦略的一歩。当社の既存の強みを補完し、新たな成長の道を切り開く。Bowers & Wilkins、Denon、MarantzといったSound Unitedの世界トップクラスのオーディオブランドは、JBL、Harman Kardon、AKG、Mark Levinson、Arcam、Revelといったハーマンの象徴的なブランドファミリーに加わる。オーディオ技術における革新と卓越性という共通の伝統を基盤として、両社の優秀な従業員と共に、この統合されたブランドファミリーは、補完的なオーディオ製品を提供し、当社の価値提案を強化し、消費者により多くの選択肢を提供することになる」とコメント。
Masimo取締役会副会長のQuentin Koffey氏は「マシモには大きなチャンスが待ち受けており、ヘルスケアに重点を置いた適切な戦略、経験豊富な経営陣、そしてイノベーションの文化を確立することで、この大きな勢いをさらに発展させていくことができる」と語っている。