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アイ・オー、B-CAS不要のPC向け地デジチューナ

8個接続で8ch/1週間全録。スマホで無線再生も

テレキング GV-MVP/FZ2

 アイ・オー・データ機器は、ソフトウェア方式のコンテンツ保護に対応し、B-CASカードを不要にしたパソコン向け地上デジタルチューナ「テレキング GV-MVP/FZ2」を6月下旬に発売する。価格は11,130円。

 地デジのコンテンツ権利保護において、B-CASカードを用いない新しいソフトウェア方式(コンテンツ権利保護専用方式/地上RMP方式)に対応した、コンパクトな地上デジタルチューナ。「業界初のB-CASカードが不要なテレビキャプチャー」(アイ・オー)という。外形寸法は75×23×10mm(縦×横×厚さ)で、重量は約16g。

 USB 2.0接続で、ソフトウェアは「mAgicTV GT」が付属。やりたい事から機能を呼び出せる「mAgicメニュー」も備え、テレビの視聴、DVD/BDへのダビングなどの機能が手軽に利用できるという。

 チューナは地上デジタルで、録画にも対応。MPEG-4 AVC/H.264形式で、最大で12倍の長時間録画も可能。新VBRアルゴリズムや、ブロックノイズフィルタ、エッジ補正フィルタなどを用いて高画質な録画ができるほか、再生時には「Super Live Creation Engine 2」も利用できる。

 1つの放送局を選び、エンドレスに録画する事も可能。古い番組を自動的に削除する機能も備え、HDD残量を気にせず録画ができる。残しておきたい番組をプロテクトする事も可能。

 複数個のチューナをパソコンに接続する事で、最大8チャンネルを同時録画でき、8chを1週間録画し続ける事も可能。12倍録画モードを使い、8chを1週間録画した場合のHDD容量は約1TB。

 Gガイド番組表や、番組追従録画機能、追っかけ再生、1.5倍速の音声付き早見再生、スタンバイ・スリープ休止状態からの復帰録画などにも対応する。

 録画番組をBD/DVDに書き出す事もできるが、編集機能は備えていない。PlayStation Vitaやプレイステーション・ポータブルに録画番組をダビングする機能も搭載。各ゲーム機をパソコンにケーブルで接続し、直接ダビングする。

 また、別売のアイ・オー・データ製無線LANルータ「WN-AG600DGR」に「GV-MVP/FZ2」を接続する事で、ルータから地デジ番組を無線LANで送信。iPhone/iPadやAndroid端末向けのアプリ「テレキングmobile」(無料)を使い、スマホ/タブレットから地デジ番組を楽しむ事もできる。さらに、無線LANルータに付属するソフト「net.USB」をパソコンにインストールする事で、パソコンからワイヤレスで地デジを視聴する事もできる。

 対応OSはWindows Vista/7/8で、7/8は32bit/64bitの両方に対応。アンテナ変換ケーブルも付属する。

アンテナ変換ケーブルも付属
PCとの接続イメージ

(山崎健太郎)