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4K動画/ハイレゾUSB出力対応「Xperia ZL2」を国内発売
「Xperia Z2 Tablet」のWi-Fiモデルは実売55,000円
(2014/5/8 11:12)
ソニーモバイルコミュニケーションズは、4K動画撮影やハイレゾ音楽再生に対応したスマートフォン「Xperia ZL2」とタブレット「Xperia Z2 Tablet」を5月下旬以降に国内市場に導入する。
この導入にあわせ、Xperia ZL2とXperia Z2 Tablet(LTE/3G モデル、Wi-Fiモデル)購入者を対象に、マイケル・ジャクソンの未発表楽曲を収録した新アルバム「XSCAPE(エスケイプ)』(5月21日発売)に含まれる楽曲全てをダウンロードできるキャンペーンを実施する。同キャンペーンは、両モデル発売と同時に開始し、8月末まで実施する。
Xperia ZL2
スペイン・バルセロナで2月に開催された「Mobile World Congress 2014」で発表したフラッグシップスマートフォン「Xperia Z2」をベースに、手に馴染む曲面仕上げや背面に施した半透明バックパネルデザインなどを採用したAndroidスマートフォン。デジタルカメラやディスプレイ、オーディオなどソニーの最新技術を結集し、ターコイズなどの夏をイメージしたカラーバリエーションを用意する。OSはAndroid 4.4。
auからは「Xperia ZL2 SOL25」として、5月下旬に発売。ディスプレイは5.2型フルHD(1,920×1,080ドット)で、広色域表示が可能な「トリルミナスディスプレイ for mobile」。新搭載のLive Color LEDにより、鮮やかに映像を再現するほか、超解像技術「X-Reality for mobile」なども搭載する。カラーは、ターコイズ、ホワイト、ブラックの3色。
・4K動画撮影に対応
カメラは1/2.3型約2,070万画素の積層型CMOSイメージセンサー「Exmor RS for mobie」を搭載するほか、映像処理エンジン「BIONZ for Mobile」、レンズは広角対応の「Gレンズ」などソニーのカメラ技術を集約。
4K(3,840×2,160ドット/30p)の動画撮影機能も搭載。2倍ズーム時でもフルHDの解像度を保持できるため、解像度を保ったまま美しい動画撮影が行なえるという。遠くの被写体を解像感を保ったまま3倍まで拡大できるという全画素超解像ズームにも対応する。動画のフォーマットはMPEG-4 AVC/H.264。
動画/写真向けのカメラアプリも充実し、撮影した映像の一部をなぞるだけで、スローモーション動画に加工できる「タイムシフトビデオ」、8mmフィルムや絵画、万華鏡のようなエフェクトを加える「クリエイティブエフェクト」、妖精や恐竜などの「ARエフェクト」、1秒間に61枚の連写を行なう「タイムシフト連写」、背景ぼかしなどの機能を搭載。撮影した動画をアルバムアプリやムービーアプリ内で編集できる「Movie Creator」も搭載する。
また、MHL 3.0もサポートし、撮影した4K動画を4Kテレビなどに出力できる。対応4KテレビはソニーBRAVIA X9500B/X9200B/X8500Bシリーズ。
・USB DACにハイレゾ出力。デジタルノイズキャンセルも
オーディオも強化しており、新たにハイレゾオーディオのUSBデジタル音声出力が可能となった。最大192kHz/24bitのWAVやFLACなどをサポートし、対応のUSBホストケーブルやDACなどを利用することで、ハイレゾオーディオ出力が行なえる。なお、DSDには対応しない。
音楽プレーヤーアプリは「WALKMAN」。ClearAudio+技術により最適化された音質で音楽を楽しめるほか、定額制音楽配信サービス「Music Unlimited」も統合している。なお、ハイレゾファイルをXperia ZL2本体のイヤフォン出力から聴くことも可能だが、その場合は一度ハイレゾではない音質にダウンコンバートしての再生となる。
また、デジタルノイズキャンセリングに対応し、周囲の騒音を98%カットできる。ノイズキャンセリングは、専用ヘッドフォン「MDR-NC31EM」、もしくは2009年10月以降に発売されたウォークマン用MDR-NC31、MDR-NC033、MDR-NWNC33、MDR-NWN33Sを使用中に有効となる。
フロント面に、ステレオスピーカーを配置し、ステレオ感ある音を楽しめるほか、S-Forceフロントサラウンドにも対応。立体的なサラウンドを本体だけで楽しめる。
IPX5/8、IP5X相当の防水/防塵性能も備えており、イヤフォンジャックもキャップレス防水に対応する。
CPUはQualcommのSnapdragon 801クアッドコアの2.3GHz。3GBのメモリを搭載。搭載バッテリは3,000mAh。外形寸法は137×72×10.8mm、重量は約167g。フルセグ/ワンセグチューナも装備する。
Xperia Z2 Tablet
IPX5/8相当の防水性能と、IP5X相当の防塵性能を備えながら、世界最薄という約6.4mmと、最軽量(Wi-Fiモデル約426g、LTE/3Gモデル約439g)を実現した、Xperiaシリーズのフラッグシップタブレット。
LTE/3Gモデル「SOT21」は、auが販売。Wi-Fiモデルはソニーマーケティングが「SGP512JP」の型番で5月31日より発売し、店頭予想価格は55,000円前後。
ディスプレイは約10.1型で、解像度は1,920×1,080ドットのフルHD「トリルミナスディスプレイ for mobile」を採用。新たに、液晶テレビのBRAVIAで培った技術を用いて、明るく自然な色合いを表現するという「Live Color LED」を採用している。さらに、独自の超解像技術「X-Reality for mobile」にも対応する。
Xperiaスマートフォンと同様のオムニバランスデザインを採用し、FRPパネルを筐体に一体化したユニボディ構造を採用。デザイン性と持ちやすさを両立したという。
ハイレゾオーディオに対応し、USBホストケーブルで接続したUSB DACへのハイレゾオーディオ出力が可能になった。また、周囲の騒音を約98%カットするというデジタルノイズキャンセリング機能に対応。イヤフォンの「MDR-NC31EM」との組み合わせで実現する。
フロント面にステレオスピーカーも搭載しており、独自のバーチャルサラウンド技術「S-Force」フロントサラウンドも利用できる。音楽アプリは「WALKMAN」で高音質化技術ClearAudio+を搭載。定額制音楽配信「Music Unlimited」も統合している。
カメラはフロントに約810万画素のCMOSイメージセンサー「Exmor RS for mobile」を、リアに約220万画素の「Exmor R for mobile」を搭載。薄暗い場所でも自然な明るさで静止画、動画が撮影できるという。「PlayStation App」もプリインストールしており、Xperia Z2 TabletからPlayStation 4の連携やゲームプレイのストリーミング配信を見るなどの操作も可能。また、Z2 TabletのEPGからのチャンネル変更など、テレビリモコン機能を備えている。
CPUはQualcommのSnapdragon 801クアッドコアの2.3GHz。3GBのメモリ、32GBのストレージメモリを内蔵する。搭載バッテリは6,000mAh。外形寸法は266×172×6.4~6.7mm。au版のSOT21は、ワンセグ/フルセグチューナを装備する。