ニュース
ラディウス、ダブル振動板のハイレゾ対応イヤフォン。ベリリウムコーティング採用
(2015/10/23 13:07)
ラディウスは、「DDM」方式のイヤフォン新機種として、ハイレゾ対応の2機種「HP-TWF41(ドブルベ ヌメロキャトル)」と「HP-TWF31(ドブルベ ヌメロトロワ)」を11月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はTWF41が42,000円前後、TWF31が32,000円前後。カラーは、TWF41がバーガンディ(レッド)、TWF31がノワール(ブラック)。
いずれも、独自のDDM(Dual Diaphram Martix)方式を採用した「W」(ドブルべ)シリーズのカナル型(耳栓型)イヤフォンで、中低域用の13mm径ダイナミック型と、高域用の12mm径セラミックピエゾ振動板を同軸上に配列。ドライバ1つ分のスペースでデュアルドライバを超える音響効果を得られるという。ケーブルは着脱可能で、イヤフォン側の端子はMMCX。
トランジェント(過渡)特性の高いセラミックピエゾ振動板を新開発。高域の微小な信号をセラミック層(ピエゾ)が金属板に伝達し、高精細な音や空気感を鮮明に描き出すという。この振動板を、低域用の振動板と1つのドライバユニット内で同軸上に配置。周波数特性を滑らかにクロスオーバーさせる音響技術により、ワイドレンジでダイナミックな音の厚みを実現したとしている。
上位モデルのHP-TWF41は、低域用の振動板にベリリウムコーティングを採用。これにより周波数を高域側に拡張し、安定した歯切れのよい低域再生を実現。ピエゾ振動板との組み合わせにより、ワイドレンジな音の厚みとハイレゾ音源の再現性が向上したという。
スタンダードモデルと位置づけられるHP-TWF31は、ダイナミック型ユニット部にPET振動板を使用。新たなDDM方式ドライバにより、音の立体感や空気感を全帯域にわたって自然に再現するとしている。
両機種共通の特徴として、イヤーピースの装着位置を2段階で調節できる「アジャスタブルポート」を採用。ユーザーの耳に合わせたポジションに装着することで低域を逃さず聴けるという。また、「ディープマウントイヤーピース」により耳の奥でイヤーピースがフィットし、安定した装着感を実現している。
再生周波数帯域はTWF41が10Hz~45kHz、TWF31が10Hz~40,000Hz。出力音圧レベルは108±3dB、最大入力は20mW、インピーダンスは32Ωで共通。ケーブルは120cmで、プラグはステレオミニ。ケーブルを含む重量は、TWF41が約18g、TWF31が約17g。イヤーピース(XS/S/M/L)や、収納ケース、クリーニングクロスなどが付属する。