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シャープ、VR空間の物に触れる「VR触覚コントローラー」開発中

シャープは、開発を進めているVR空間内の物体の“手触り”を表現するという「VR触覚コントローラー」について、開発情報や体験イベントなどの最新情報を知らせる事前登録の第2期受け付けを8月4日から開始した。期間は8月29日まで。

なお、この事前登録は製品販売の事前予約ではない。

同社の社内新規事業創出制度「SHARP 01 PROGRAM」のテーマのひとつとして製品化に向けて開発を進めているもの。開発段階だが、暫定的に両手セットの暫定価格を10万円と想定しているとのこと。

指先にさまざまな振動パターンを発生させられる独自の触覚素子を搭載。これにより、VR空間でオブジェクトに触れられるだけでなく、“さらさら”や“ざらざら”といった手触りも感じられるという。

なお、かたい、やわらかいといった力学フィードバック、温かい、冷たいといった温度フィードバックは、現時点では非搭載の予定。また触覚の提示は各手5本の指先を目標としているものの、アンケート結果などを反映させながら提示数は調整される。

触覚データは専用ソフトのほか、一般的な画像編集ソフトでも使用できるようにすることを想定。スティックやボタンを搭載し標準コントローラーとしても使用でき、着脱も容易でVRプレイ中もスムーズな水分補給や、キーボード操作への切り替えが可能になる見込み。