パイオニア、2番組AVC録画対応のBD搭載CATV用STB

-2番組録画中のBD再生に対応した「BD-V8700R」


BD-V8700R

 パイオニアは、BD/HDDレコーダ機能を搭載し、2番組同時の長時間録画に対応したCATV用デジタルSTB「BD-V8700R」を10月上旬より発売する。価格はオープンプライス。採用CATV事業者が販売やレンタルなどの方法で提供する。

 500GB HDDとBlu-ray Discレコーダを搭載したSTB。地上デジタルチューナやCATVチューナを搭載し、2番組の同時録画にも対応する。ケーブルモデムも内蔵する。

 特徴は「ダブルトランスコーダー」を搭載し、デジタル放送をMPEG-4 AVC/H.264に変換。HD画質のまま、最長10倍モードで2番組同時に長時間録画ができること。2番組同時の長時間録画は、CATV用STBとしては業界初という。AVCの録画モードは2/3/5/7/8.5/10倍が選択可能。

 また、2番組同時AVC録画中でも、BDへの高速ダビングやBDビデオの再生が可能が行なえるだけでなく、画質変換ダビング中でも、放送番組の視聴/録画やビデオオンデマンド(VOD)の視聴が可能など、高いマルチタスク性能を有している。

 USB端子を装備し、録画した番組を携帯電話などに転送可能。また、デジタルカメラやAVCHDビデオカメラで撮影したコンテンツをHDDに取り込み、テレビで視聴したり、ディスクに保存することもできる。

 後日のバージョンアップにより、「ホームネットワーク」機能を追加予定。BD-V8700Rの録画番組を同社のSTB「BD-V301」シリーズでネットワーク経由で視聴することも可能になるという。

 出力端子はHDMI×1、D×1、コンポジット×1、アナログ音声×1、光デジタル×1。Ethernetやモジュラージャック、i.LINK端子、USB端子なども装備する。外形寸法は430×299×68mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約4.5kg。


(2010年 9月 29日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]