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ディズニープラスが韓流コンテンツ強化。「TVING」と提携

ウォルト・ディズニー・ジャパンは11月4日、韓国の大手動画配信サービス「TVING」と複数年に渡るコンテンツ提携を発表した。これにより、TVINGオリジナル作品を中心に約60作品が11月5日より、動画配信サービス「ディズニープラス」で順次配信される。

TVINGは、韓国を代表するオンラインストリーミングプラットフォーム。韓国の大手エンターテインメント企業「CJ ENM」によって設立され、2020年10月に独立法人としてローンチされた。

今回の提携により、ウォルト・ディズニー・ジャパンが運営するディズニープラスでは、TVINGオリジナルの新作韓国ドラマシリーズを日本国内で独占見放題配信。11月5日からはCJ ENMが手掛ける人気ドラマ「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」「恋のスケッチ~応答せよ 1988~」などを順次配信開始する。

また韓国で11月6日に配信されるTVINGオリジナルの話題作「親愛なるX」も、同日からディズニープラスで日本独占見放題配信する。同作は全12話で、初回に4話を一挙に配信。以降は毎週木曜日に2話ずつ配信する。

あわせて、ディズニープラスではTVINGの作品を集めた特集「TVING おすすめ韓国ドラマ」をホーム画面に設置。ディズニープラスの人気フランチャイズ作品や大ヒット劇場映画、オリジナル作品と並ぶ形で展開するほか、TVINGのコンテンツをいつでも気軽に楽しめる専用の場として「TVING コレクション」も用意する。

ウォルト・ディズニー・ジャパンの日色保代表取締役社長は「日本においてディズニープラスのサービス開始から5周年を迎え、より一層視聴者の多様なニーズにお応えするコンテンツの拡充に取り組んでまいります。今回のTVINGとの提携は、その取り組みにおける重要な一歩です」とコメントしている。

「TVING が手がける韓国ならではのストーリーテリングと、ディズニープラスが提供するグローバルおよびローカルの話題作や高品質なオリジナルシリーズを組み合わせることで、あらゆる世代の視聴者により豊かな視聴体験を提供していきます」

またTVINGのジュリー・チョイCEO、ウォルト・ディズニー・カンパニー アジア太平洋地域(APAC)、 DTC(ダイレクト・トゥー・コンシューマ)部門のトニー・ザメコウスキー シニア・バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーからもコメントが発表されている。

ジュリー・チョイ氏 コメント

日本で確固たる存在感と長い歴史を持つディズニーとのパートナーシップは、TVING のコンテンツを日本の視聴者に最も効果的に届けるための貴重な機会です。今後も魅力あふれるK-コンテンツを世界中のより多くの視聴者に届け、国内No.1を超えて、グローバルK-OTTプラットフォームとしてさらなる成長を目指していきます。

トニー・ザメコウスキー氏 コメント

TVINGとの今回の提携は、ディズニーのAPAC地域におけるコンテンツおよびパートナーシップ戦略における重要な節目となります。韓国のストーリーテリングが世界中の視聴者を魅了し続ける中で、TVINGの最も魅力的なシリーズを日本のディズニープラスの視聴者にお届けできることを誇りに思います。このパートナーシップは、ディズニープラスの韓国コンテンツのラインナップを強化するだけでなく、世界で最も活気ある動画配信市場のひとつである日本において、視聴者とのつながりをさらに深めるためのより広範な機会の始まりです。

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