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DJI、ペットもトラッキングできるスマホ用ジンバル。360度パン回転に初対応

DJI JAPANは、人物に加えて猫や犬もフレーム内に収めながら撮影できるスマートフォン用ジンバル「Osmo Mobile 8」を、11月5日に発売した。価格は18,480円。公式オンラインストアでは、ワイヤレスマイクとのセットなども用意している。

ローアングル撮影もしやすいという

シリーズで初めて360度のパン回転に対応したジンバルで、3種類の被写体トラッキング方法が利用できる。シリーズで初めて、アップルのインテリジェントトラッキング技術「Apple DockKit」に対応したため、iPhoneユーザーは標準カメラアプリ、Apple DockKitに対応した200種類以上のiOSアプリで被写体トラッキングが可能。

付属のDJI OM多機能モジュールはiPhoneとAndroidに対応。人物だけでなく、犬や猫もトラッキングできるようになり「ペットとの心温まる瞬間を手軽に撮影できる」という。

モジュールはジンバルにマグネットで装着でき、標準カメラアプリ、ライブ配信アプリでもトラッキング機能を利用可能。人物が複数いるシーンでも高い性能を発揮し、選択した被写体をトラッキングできる。

多機能モジュールには、8段階で明るさ、色温度が調整できる補助光も装備。側面のホイールで操作でき、シーンに応じた照明効果、雰囲気を作り出せる。DJI Mic 3、DJI Mic 2およびDJI Mic Miniトランスミッターに対応したマイクレシーバーとしても機能する。

モジュールに手のひらを見せてインテリジェントトラッキングの開始/停止操作ができるほか、Vサインで写真撮影や動画の録画・停止、両手で“ダブルL”ジェスチャーを2回すると、被写体のフレーミング調整ができる。

iOS/Android向けアプリ「DJI Mimo」では、独自の高度なトラッキング技術である「ActiveTrack 7.0」が利用でき、人物やペット、物体のトラッキングが可能。

アプリがスマートフォンの広角レンズと望遠レンズを同時に使用し、被写体の動きが速い場合や、さまざまなものが混在するシーンでも、被写体を見失わずにトラッキングし続ける「デュアルレンズブースト機能」、複数の被写体を検出でき、複雑な環境でも簡単に被写体を切り替えられる「スマートキャプチャ機能」も利用できる。

DJIの第7世代3軸手ブレ補正技術を採用し、画質を損なわずに安定した映像を撮影可能。ジンバルのトリガーを3回押すと背面カメラがユーザー側に向き、背面カメラでセルフィーもできる。快適な握り心地のグリップを装備し、ローアングル撮影もしやすいとのこと。

バッテリー駆動時間は最大約10時間で、充電時間は約2.5時間。スマートフォンへの給電機能も備えた。外形寸法は展開時で288×107×96mm(長さ×幅×高さ)、折りたたみ時で190×95×46 mm(同)。重さはジンバル+内蔵三脚+磁気スマートフォンクランプ+多機能モジュールで約370g。

対応するスマートフォンの重さは170~300g、厚さは6.9~10mm、幅は67~84mm。

付属品一式