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Technics、“SL-1200Gの集大成”台数限定マスターエディション「SL-1200GME/1210GME」。ΔΣ-Drive搭載
2025年11月5日 15:17
パナソニックは、テクニクスブランド、グランドクラスのダイレクトドライブターンテーブルとして、マスターエディション仕様の「SL-1200GME-S(シルバー)/SL-1210GME-K(ブラック)」を台数限定で2026年1月下旬に発売する。グローバルでSL-1200GMEを1,200台、SL-1210GMEを1,210台限定で発売する。直販価格はどちらも599,940円。
SL-1200G発売以降の10年間で蓄積したノウハウと最先端の技術を投入し、アップデートしたSL-1200G集大成のマスターエディションモデル。
本体天面に「Master Edition」の銘とシリアルナンバーを刻印したプレートを貼付。本体天面の刻印、ヘッドシェル、ダストカバーのTechnicsロゴ及びトーンアームをゴールドで統一した限定デザインになっている。
モーター駆動方式に、最新の「ΔΣ-Drive」を採用し、ΔΣ変調のPWMキャリア周波数を従来モデルより高速化し約20kHzとすることで、可聴帯域内のモーター駆動信号ノイズを低減。モーターの微振動をさらに抑制した。
モーターについては、コイルを取り付ける基板に両面基板を採用し、補強パターンを備え剛性を向上することで、微小振動の徹底的な排除を実現した「新ツインローター型コアレス・ダイレクトドライブ・モーター」を採用。
モーター駆動のための電源回路も「Multi-Stage Silent Power Supply」を採用してローノイズ化するなど、最先端技術を投入し、豊かな音表現を実現したという。
SL-1200GR2、SL-1300Gの設計ノウハウを活かしながら、制御基板には4層基板を採用し、モーター、デジタル回路、LED用の電源やグラウンドを分離するなど、パターンレイアウトの理想化を追求。
精密にバランス調整を行なった3層構造のプラッター、マグネシウムトーンアーム、4層構造のシャーシ、限定モデル専用となる「αGEL」採用のインシュレーターも備えている。アームはユニバーサルS字形のスタティックバランス型。
外形寸法は453×372×173mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約18kg。Phono端子×1、Phonoアース端子×1を搭載する。針圧調整範囲は0~4g(針圧直読式)。付属のシェル質量は約7.6g。

