エンティスの「デジタルテロッパ」が2ちゃんねる対応
-TV実況板を番組と重ねて表示。Twitter連携も予定
2ちゃんねる書き込みの表示イメージ |
エンティスは12日、9月に発売したニコニコ実況対応のネットワークライブテロッパー「デジタルテロッパ EN-NL1068」(直販19,800円)を無償アップデート。新たに「2ちゃんねる」に書き込まれたテキストもテレビ番組に重ねて表示可能になった。
「デジタルテロッパ」は、放送中のテレビやラジオ番組に対してユーザーがコメントを投稿できるニワンゴの「ニコニコ実況」の文字を、HDMI接続したテレビに表示できる製品。新ファームを適用することで、新たに2ちゃんねるの書き込みが表示可能となる。テレビ実況板の文字を、番組に重ねて表示可能なほか、実況板以外の、チェックしているスレッドや速報などを画面上に表示することもできる。
表示するスレッドの設定は、ネットワーク内のパソコンを使用し、デジタルテロッパの管理画面から行なう。リモコンの任意のチャンネルに「2ちゃんねる」を設定し、さらにプルダウンから「板」を選択することで、該当する板の最新スレッドの書き込み(5つから選択)をテレビ画面に表示できるようになる。
ファームウェアはインターネット経由でダウンロード配布。なお、今後のアップデートにより、TwitterやRSSなどとの連携も順次予定。また、任意の文字情報をデジタルテロッパに送り込むことで自由に情報を表示出来る「ユーザー入力」機能を活用したアプリケーションやサンプルプログラムがユーザーの手によって開発/公開され始めていることから、同社は情報交換のためのフォーラムサイトを開設。カスタマイズ性を向上させるパラメータの公開も予定しているという。
さらに、コンシューマ向けに留まらず、デジタルサイネージなどの業務用用途、地方自治体やNPOなどによる独自文字放送などの展開もサポートしていくという。
「デジタルテロッパ EN-NL1068」(直販19,800円) | 2ちゃんねるの各板から選択する | テレビでの表示イメージ。チューナとテレビの間に挟むように設置し、入力側に地上デジタルチューナやBDレコーダ、CATVチューナなどを接続。出力側にテレビを繋ぐ |
(2010年 11月 15日)
[AV Watch編集部 中林暁]