パイオニア、AirPlay/DLNA対応のiPhone/DVDミニコンポ

-iPhoneデジタル接続/Bluetooth対応。実売4万円


 パイオニアは、薄型のiPhone/iPod対応ミニコンポ2モデルを9月中旬より順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格と発売時期はAirPlayにも対応した上位モデル「X-SMC5-K」(ブラック)が4万円前後で9月下旬発売、ネットワーク機能非搭載の「X-SMC2-W」(ホワイト)が3万円前後で9月中旬発売。

X-SMC5-KX-SMC2-W

 iPhone/iPod用ドックとDVD/CDスロット、USB端子、FMラジオを備えたオーディオシステム。iPhone/iPodとのDockコネクタ接続はSMC5がデジタル入力、SMC2がアナログ入力となる。iPhone 3G/3GS/4や第2世代以降のiPod nano、iPod classic/touchの再生に対応する。ドック部はワンプッシュで収納できる。

 Bluetoothも内蔵し、対応スマートフォン/ポータブルプレーヤーなどの音声をワイヤレスで再生可能。無料アプリ「Pioneer Air Jam」を対応スマートフォンにダウンロードしてBluetooth接続すると、最大4台までの端末に保存している曲を、Air Jamの一つのプレイリストに登録して再生できる。さらに、プレイリストに登録した曲の履歴を使って、YouTubeで関連動画を検索することも可能。

 SMC5のみの特徴としてEthernetと無線LANも内蔵し、アップルのワイヤレス再生技術AirPlayに対応。PC/MacのiTunesライブラリ内にある音楽を、無線/有線LAN経由でストリーミング再生可能。本体の2.4型カラー液晶に、ストリーミング再生中の曲名/アーティスト名やアルバムアートワークなどを表示できる。

 さらに、DLNA 1.5のDMR/DMP(デジタルメディアレンダラー/プレーヤー)に対応。LAN内のPCやネットワークHDDに保存した音楽を再生でき、DMC(デジタルメディアコントローラー)対応アプリをインストールしたスマートフォンから選曲などの操作も行なえる。そのほか、インターネットラジオにも対応し、「vTuner」経由で各放送局サイトにアクセス可能。パイオニアのインターネットラジオ専用サイトにお気に入りの局を登録することもできる。

 縦型のDVD/CDスロットを採用し、奥行きを156mmに薄型化。HDMIも備え、DVDやiPhone/iPodの映像をテレビに出力することも可能となっている。USBメモリなどの音楽再生に対応するほか、DivX動画再生にも対応。

 内蔵アンプの最大出力は20W×2ch。スピーカーユニットは66mm径フルレンジで、77mm径パッシブラジエータ―も採用することで低域再生の強化を図っている。スピーカー部の再生周波数帯域は60Hz~20kHz。HDMIのほかに、コンポジット映像出力やステレオミニ音声出力も備える。外形寸法は520×156×218mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.9kg。消費電力はSMC5が27W、SMC2が25W。リモコンやACアダプタが付属する。



(2011年 8月 25日)

[AV Watch編集部 中林暁]