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オンキヨー、バッテリ内蔵で280gのミニDLPプロジェクタ
SDカード再生対応。NFC連携Bluetoothスピーカーも開発中
(2013/2/26 16:43)
オンキヨーデジタルソリューションズは、ポータブルDLPプロジェクタ「PP-D1」を3月8日に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は保証期間1年の「PP-D1」が36,800円、保証期間90日の「PP-D1S」が34,800円。
同社は26日に新製品発表会を行ない、Androidタブレット新機種6モデルを披露したほか、同社の“新ジャンル”としてプロジェクタを発表。さらに、開発中であるNFC(近距離無線通信)対応のBluetoothスピーカーなども参考出展した。
モバイルプロジェクタ「PP-D1」
同社初のプロジェクタで、内蔵1GBメモリ/SDカード内の動画や静止画などを12~70型で投写可能。外形寸法106×104×32mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約280gの「手のひらサイズ」としており、約60分間動作するバッテリも内蔵する。テレビが無い部屋の壁や天井、店舗の壁、訪問先の会議室といった様々な場所での利用を想定している。
TIの「DLP Pico」チップセットを搭載し、パネルは0.3型/854×480ドット。光源はRGB LEDで、輝度は50ルーメン(最大80ルーメン)、コントラスト比は1,000:1。投写距離は約0.5~3m。フォーカスは手動。
SD/SDHC/MMC対応のカードスロットを備え、カード内の動画/静止画/音楽を再生可能。対応ファイルは動画がMPEG-4、Motion JPEG、MPEG-4 AVC/H.264で、静止画がJPEG/BMP/PNG/GIF/TIFF、音楽がMP3/AAC/WMA/WAV。音声は内蔵のモノラルスピーカー(1W)やヘッドフォン端子から出力できる。
外部入力端子も備え、付属の変換ケーブルを介してHDMIミニ搭載のタブレットや、HDMI、アナログRGB(D-Sub 15ピン)、コンポジット搭載プレーヤーなどから映像入力することが可能。動画は最大1080pに対応。なお、HDMIミニ端子はHDCPには対応しない。リモコンやミニ三脚、キャリングポーチなどが付属する。
Bluetoothスピーカー/レシーバを開発中
開発中の製品として参考展示したのは、Bluetoothスピーカー2機種と、30ピンDockコネクタ付きのBluetoothレシーバー1機種。
スピーカーの「Bluetooth speaker with NFC WS-TX」(仮称)は、Bluetooth 3.0対応のアクティブスピーカーで、特徴はNFC対応スマートフォンを天面にかざしてペアリングできること。Bluetoothのほか、外部入力端子も備える。アンプは25W×2chとサブウーファ50Wの2.1ch構成。インテリア性を重視したというアルミニウム仕上げの外装も特徴。
もう一つのスピーカー「Bluetooth Vibration speaker WS-VX」(仮称)は、広指向性のモノラルスピーカーと、置いた机などを振動させて音を鳴らすバイブレーションドライバを搭載した製品。スマートフォンなどとBluetooth接続できるほか、microSD/SDHC/SDXCカード内のMP3/WMAも再生できる。外部入力も装備する。ワイヤレスリモコンが付属する。
「Bluetooth Receiver for Docking WR-BT2」(仮称)は、30ピンDockコネクタ搭載のスピーカーなどに装着することで、Bluetoothスピーカーとして利用できるアダプタ。従来モデルのiPhone/iPodユーザーをターゲットとしている。