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【IFA 2013】パナソニック、4Kカムコーダや20型タブレットなどの「4K World」
(2013/9/7 13:53)
ドイツ・ベルリンで9月6日(現地時間)に開幕した「IFA 2013」から、パナソニックのブースをレポートする。
4Kコーナーにカムコーダやタブレットなど
「4K World」と題したコーナーでは、4K映像の特徴や様々な楽しみ方や、制作、活用方法などを提案している。4日のプレスカンファレンスで披露された同社初の65型4K液晶テレビ「Smart VIERA TX-L65WT600」(日本での型番はTH-L65WT600)を使って、4K画質のデモを行なっている。HDMI 2.0に対応したことで、4K/60pと30pの比較や、フレーム補間技術「4K Intelligent Frame Creation」の効果などを説明している。
また、4K/55型の有機ELテレビも展示。製造効率を高める独自の印刷方式を用いた有機ELパネルを採用することで、より手頃な価格で生産できる点を特徴としている。
さらに、参考出展として4K対応のカムコーダ試作機を使った撮影デモも行なっている。用意されたミニチュアを4Kカムコーダで撮影して、4Kディスプレイに表示するというもので、1本のHDMIケーブルで4Kの30p映像を伝送していた。4Kカムコーダの発売時期や価格などの詳細は未定。
4K映像の活用事例として、20型4Kタブレット「TOUGHPAD 4K」を使ったデモも行なっている。TOUGHPAD 4Kは、20型/3,840×2,560ドット(15:10)のIPSパネルを使ったWindows 8.1 Pro(64bit)タブレット端末。
「Digital museum」というコーナーでは、絵画や標本を、4K高解像度で自由に拡大縮小しながら閲覧できる。4Kの高精細を活かすことで、3D映像とは違った立体感を得られるという。「Cosmetics shop front」は、タブレットのカメラで自分の顔を写し、それに合った化粧をシミュレーションできるというもので、店舗などに立ち寄るきっかけ作りとして役立つという。そのほかにも、CADやカタログ、建築物の図面などを手書きするという用途も提案している。
フルHDテレビ関連では、個人に合った画面構成を設定できる「マイホームスクリーン」の機能などを訴求。YouTubeや、ドイツで人気という「maxdome」など、好みの映像サービスを中心に据えたホーム画面にできる例を紹介している。
BDレコーダの新機種「DMR-BST835」は、1TB HDDとBDドライブを搭載。4Kアップスケーリング機能も備える。スマートフォンを使ったリモート録画/録画予約が外出先からでも行なえる。なお、録画番組をスマホなどで観られるのは、ホームネットワーク内に限られる。
テレビの下に置く「スピーカーボード(SC-HTE80)」も出展。2基のサブウーファにより豊かな低域再生が行なえるほか、NFC/Bluetoothも搭載し、スマートフォンなどの音楽を聴くことも可能。設置場所を気にせず楽しめるという。カラーはシルバーとブラックを用意し、42型のテレビまで対応。
ポータブルBluetoothスピーカーの「SC-NA30」も展示。NFCでスマートフォンとワンタッチでペアリングが行なえ、連続再生は約20時間。内蔵バッテリからスマートフォンの充電もできる。