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CDをAndroidスマホに取り込めるアイ・オー「CDレコ」、FLACやCD書込に対応へ

 アイ・オー・データ機器は、Androidスマートフォンとケーブルで接続、PCを使わずに、音楽CDをスマートフォンへリッピングできるドライブ「CDレコ」(CDRI-S24A/オープンプライス/実売8,640円前後)のアプリを7月下旬頃にアップデート。FLACのロスレス圧縮や、スマホに取り込んだ曲のCD書き出しなどの機能強化を行なう。

「CDレコ」(CDRI-S24A)。スマートフォンと組み合わせたところ
「CDレコ」(CDRI-S24A)

 「CDレコ」は、Android 4.1以降のUSBホスト機能を持ったスマートフォンで利用できるCDドライブ。付属のUSBケーブルを使い、スマートフォンと接続。Google Playからアプリ「CDレコ」(無料)をダウンロードし、そのアプリを使い、音楽CDをスマートフォンに取り込める。

 リッピングはAACで、ビットレートは「高音質(256kbps)」、「標準(128kbps)」、「長時間(96kbps)」から選択するが、7月下旬予定のアプリアップデートにより、FLAC Level5のロスレス圧縮を使ったリッピングも選べるようになる。さらに、AACにも320kbpsのモードが追加される。

 また、取り込む際の保存先を選択できるようにもなり、スマホ本体だけでなく、内蔵したmicroSDカードへと保存できるようになる。

 取り込んだ楽曲を、ドライブを使ってCD-R/RWへ書き出す機能も追加。取り込んだ複数の楽曲をユーザーが選択し、自分だけのベストアルバムCDを作成する事も可能になる。曲の選択なども全てスマホでできるため、パソコンを使わずに完結する。ただし、圧縮された楽曲をデコードして書き込みを行なうため、スマホ側に、CDへ書き込むサイズと、作業に使用する空き容量が必要となる。

CDからリッピングしているところ。取り込みたい楽曲にチェックを入れる
リッピングしたスマートフォンから、CD-R/RWへの書き込みも可能。書き込みたい楽曲を選んでいるところ
書き込み中。一旦圧縮された楽曲をデコードしてから書き込みがスタートする。

 CD書き出し時には、音量の均一化機能も利用可能。曲ごとの音量バランスを自動で調整するもので、複数のアルバムからの楽曲を書き込んだ時に、曲が変わるたびにボリュームが変わるといった事が防げる。

 取り込んだ楽曲に情報を付与するデータベースをGracenoteに変更。合致する曲があれば、アーティスト名、曲名、ジャケット写真などが自動的に反映される。

(山崎健太郎)