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「4KはハイエンドTVに必須」、'14年第2四半期の台数が'13年全体超え。DisplaySearch調査

 NPD DisplaySearchは28日(米国時間)、'14年第2四半期におけるグローバルでの4Kテレビ出荷台数が、'13年通期を上回る見込みであると発表した。同社調査によると、第2四半期の4Kテレビ出荷台数は210万台で、'13年総量は160万台。「4Kは明らかにハイエンドテレビの必須仕様になった」としている。

グローバルの4Kテレビ出荷数
出典:NPD DisplaySearch

 地域別に見ると、'13年の4Kテレビの出荷台数割合は、低価格モデルを主力とする中国が80%前後を占めていたが、'14年第2四半期には60%台まで減少。背景にはコンテンツ不足などの要因があると見ている。一方で、4K動画ストリーミング配信サービスなどが既に始まっている欧米を含む他の地域が軒並み伸長している。

 NPD DisplaySearchのPaul Gray氏は、「ハイエンドの4Kテレビによって、関連のビジネスが拡大している。ただ、4Kテレビが“画素数の多さ”を超える価値を持つには、4K放送の開始が必要」とコメントしている。

(中林暁)