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Galaxy Note 4やHMDのGear VRを体験できるSamsungブース。テレビは“湾曲”一色
(2014/9/8 00:00)
ドイツ・ベルリンで9月5日~9月10日(現地時間)に開催されている「IFA 2014」から、スマートフォン/タブレットの「Galaxy」シリーズや、湾曲型テレビなどを中心に展示していたSamsungブースの展示をレポートする。
側面にもディスプレイを持つ「Galaxy Note Edge」や、スマホを内蔵するHMDなど
注目されていたのは、開幕前のイベントで発表された5.7型スマホ「Galaxy Note 4」や、側面もディスプレイ表示に使った5.6型「Galaxy Note Edge」、ヘッドマウントディスプレイの「Gear VR」、腕時計型のウェアラブルデバイス「Gear S」などを展示しているコーナー。開幕して一般公開された後も、このコーナーは入場人数が一部制限されており、順番待ちをする人が並んでいた。
既報の通り、「Galaxy Note 4」は、5.7型、2,560×1,440ドットの有機ELディスプレイを搭載。OSはAndroid 4.4、付属の「Sペン」でも操作でき、本物のペンのような感覚で書き込みができるという点も特徴。筆圧によって、太さの違う文字や絵などが書ける。4K動画撮影や、192kHz/24bitのハイレゾ音楽再生も行なえる。
「Galaxy Note Edge」は、5.6型、2,560×1,440ドットの有機ELディスプレイに加え、右側面に2,560×160ドットの縦にも細長い有機ELディスプレイを装備。湾曲した側面ディスプレイには、アプリやアラートなどが表示される。カメラ撮影時には、側面ディスプレイ部にシャッターなどの操作メニューを表示する。
「Gear VR」は、Oculusの技術を採用したヘッドマウントディスプレイ。上記コーナー内に、来場者が体験できるスペースを設けていた。Gear VRの映像表示には、上記のGalaxy Note 4を使用。Gear VRのカバーを開けてGalaxy Note 4を装着すると自動で認識し、5.7型/2,560×1,440ドットの有機ELディスプレイとして60fpsで映像を表示。光学レンズにより、目の前96度に映像が広がる。3D表示もサポート。フォーカス調整用のダイヤルも装備する。加速度センサー、ジャイロセンサー、コンパス、近接センサーを搭載し、360度見回せる動画や、スマホ用ゲームなども楽しめる。イヤフォンの装着で3Dサウンドも可能。側面に備えたタッチパッドや戻るボタン、ボリュームキーで操作できる。
10月にグローバルで発売される腕時計型の「Gear S」は、Bluetoothでスマートフォンと連携するほか、端末単体で3G、2G、Wi-Fi通信や通話も可能。ディスプレイは2型、360×480ドットの有機EL。OSはTizenベース。音楽再生も行なえる。
テレビは“Curved”。ワイヤレスオーディオも
ブースで注目されていたコーナーは前述のスマホ関連だが、同社ブースのメインといえるのは、何といっても「Curved」(湾曲)テレビ。同社に限らず、欧州では湾曲テレビの人気が高いと聞くが、Samsungブースに入ると“湾曲が当たり前”の状態で、そうでないテレビの方が少ないと思えるほど。テレビの4K対応が進み、各社が新たな差別化を求めていくなか、同社は「湾曲で世界一長い」という105型や、フラット~湾曲に可動するモデルなどで、“Curvedの元祖”としてアピールしている。
テレビに合わせ、スピーカーも湾曲型が登場。「HW-H7500」は、サウンドバー型スピーカーとサブウーファで構成するテレビ用オーディオシステムで、サウンドバーには正面に6基、左右側面に各1基の8ユニットを搭載。「湾曲テレビと完璧にマッチしたデザイン」としている。8.1ch/合計320Wのアンプ内蔵で、HDMI接続のほか、Bluetoothワイヤレススピーカーとしても利用できる。
オーディオのワイヤレス化や、マルチルーム配信なども提案。無線LAN搭載スピーカー「M7」は、テレビやBDプレーヤー、サウンドバーなどの音声をワイヤレスで受信でき、スピーカーの追加で最大5chまでの拡張可能。インターネットラジオやストリーミング音楽配信も聴くことができる。Bluetoothも備え、NFCでスマホとペアリングできる。3ウェイ5スピーカー内蔵で、壁面などへの設置も可能。