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Apple Watchは4月発売へ。ティム・クックCEOが言及

 米Appleは27日(米国時間)、腕時計型のデバイス「Apple Watch」を4月に発売することを明らかにした。'14年9月の製品発表時には'15年初頭の発売を予告していた。

Apple Watch

 2015年度第1四半期決算会見において、ティム・クックCEOが4月の出荷を表明。「Apple Watchの開発は予定通りで、4月に出荷開始する。デベロッパーも積極的に開発しており、創造性を持ったソフトウェアイノベーションがApple Watch上で進行している。本当にエキサイティングな製品で、発売が待ちきれない」と説明。また4月の発売は、2015年初頭という予定通りと述べ、「Apple Watchにはとても期待している。毎日使っていて、これなしにはいられない。開発も大きな進捗を見せている」とコメントした。

Apple WatchとiPhoneが連携

 Apple Watchは、iPhoneなどと連携する腕時計型のデバイスで、価格は349ドルから。デザインや付属するバンドの違いにより、Apple Watch、Apple Watch SPORT、Apple Watch EDITIONの3種類を用意する。

 Retinaディスプレイを備えた腕時計で、バンド部分は手軽にユーザーが交換可能。時計機能はiPhoneと連携する事で、誤差0.05秒以内を実現する。

 IEEE 802.11b/gやBluetooth 4.0を使ってiPhoneと連携し、通話をしたり、音楽再生制御、地図表示、写真の表示などが可能。FacebookやTwitterなどのSNS、ルートナビなど様々なアプリが利用できる。OSはWatch OS。ディスプレイ部分を触らずに操作可能で、右側面の竜頭のような「デジタルクラウン」を回す事で機能のスクロールをしたり、地図の拡大・縮小が可能。ディスプレイに触れての操作も可能で、スマートフォンのように指先で地図を移動するといった使い方にも対応する。

 iPhoneと連携し、iPhoneで再生している音楽再生アプリを、Apple Watchから制御できる。Apple Watch単体で音楽を再生する事も可能。Apple WatchからApple TVを操作したり、Mac/WindowsのiTunesライブラリコントロールも可能。Taptic Engineと呼ばれるリニアアクチュエーターも搭載し、手首に振動を伝え、アラートをユーザーに知らせる。

(臼田勤哉)