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映像配信のNetflixがいよいよ2015年秋日本上陸。4K配信も

 米映像配信大手のNetflix(ネットフリックス)は5日、日本で今秋からサービス開始すると発表した。あわせてNetflixに日本の映像コンテンツを順次追加していき、2016年にグローバル展開という同社の目標に向けて推進していくという。

 Netflixは米国では最大手と呼べる映像配信事業者で、定額制の映像配信を行なっている。日本で展開しているHuluやdビデオなどに近いサービスと言え、テレビやゲーム機、スマートフォン、パソコン、STBなどのNetflixアプリを搭載したデバイスからストリーミングで映像再生できる。4K配信にも対応する。

 日本展開における価格や配信プログラム、対応デバイスについては後日案内するとしている。Netflixが独自制作の「Marco Polo」、ウォシャウスキー姉弟制作の「Sense8」、マーベル原作「Daredevil」、アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にノミネートされた「Virunga」など、オリジナルシリーズも配信予定。

 3,600万世帯を有する日本での配信開始にあわせてアジア地域での対応を拡大していく。Netflix Japan代表には、チーフストリーミング/パートナーシップ最高責任者のGregory K. Peters氏が就任する。なお、日本に先立ってオーストラリアやニュージーランドでの3月サービス開始も発表している。

 Netflix最高経営責任者のリード・ヘイスティングス氏は、「豊かな文化と独自に育んできた伝統を持ち合わせる日本は、世界中の人々に素晴らしい作品を送り続ける我々のミッションを成し遂げる上で大変重要な拠点となる。また、アジアへの展開によってNetflix加入者が増加し、世界中の素晴らしい映画やテレビドラマを世界中どこにいても視聴可能になることを大変嬉しく思う」とコメントしている。

 Netflixは、米国において映像配信の中心的サービスになっており、各社のスマートテレビやゲームプラットフォーム、スマートフォンなどで対応。また近年では自社での大型映画/ドラマ制作などを進めているほか、4K対応や、HDR配信で大手テレビメーカーと協力するなど存在感を高めている。

日本での近日スタートを予告中

(臼田勤哉)