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iFI-Audio、ノイズ低減を強化したUSB 3.0パワーサプライ
(2015/9/16 14:59)
トップウイングは、英iFI-AudioのUSB 3.0用パワーサプライ「micro iUSB3.0」を9月18日に発売する。価格は60,000円。
PCとUSB DACの間に接続し、USBバスパワーに起因するノイズを減少させるというUSBパワーサプライ。パソコン由来のノイズが乗ったUSB電源を使わず、AC電源を使用。iUSB3.0内でパソコンからの電源と音声信号を分離し、入力した電源と音声信号を合わせて、別売のUSB二股ケーブルを利用してDACなどに出力できる。
micro iUSBPower('12年発売)よりもノイズ低減能力を高めているのが特徴。ノイズと正反対の位相を持つ信号でノイズを打ち消す「Active Noise Cancellation+」を新たに搭載し、ノイズ低減性能を高めている。このシステムはステルス戦闘機、ダッソー・ラファールに使われているレーダー反射のキャンセル技術を応用したもの。
iUSBPowerに搭載していた「PowerStation」を改良した「PowerStation+」も採用し「測定可能範囲の限界レベル」という、0.1μV(0.0000001V)のノイズフロアを実現。「他のノイズフィルターと比較して100倍または40dB減少する」という。
iUSB3.0を使用した際の音質については、「背後の音や内部の解像度が前面に出てきて、背後に隠れなくなる。音がいっそうなめらかになり、アナログのような良い音になる。音の抜けが悪くなるようなことがまったくない」としている。
オーディオのデータストリームを再クロック/再生成/反復させる「REclock」、「REgenerate」を搭載し、ジッターを除去。USBオーディオ信号を“再バランス化”し、ノイズ低減を図る「REbalance」も備える。電源ラインには独自技術「IsoGround」を備え、パソコンのUSBからのアースの影響を遮断。Auto/On USBパワー・ライン・オプションも搭載する。
USBハブ機能も備え、HDD/SSDなどのストレージを接続可能。ポータブルアンプ「micro iDSD」やスマホなどの充電も行なえる。外形寸法は158×68×28mm(縦×横×厚さ)。重量は285g。