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ソニーのHDDオーディオ「HAP-Z1ES/S1」が外付けドライブからの直接CDリッピング対応

 ソニーは、HDDオーディオトランスポート「HAP-Z1ES」と、アンプ内蔵のHDDオーディオプレーヤー「HAP-S1」のソフトウェア/アプリアップデートを24日から開始した。新たに外付けのUSB BD/DVDドライブからのCDリッピングに対応したほか、DSDコンテンツのGracenote楽曲情報取得が可能になるなど大幅な機能強化が図られた。

10月の音展に展示された「HAP-Z1ES」のCD直接リッピングデモ

 いずれもHDDハイレゾオーディオプレーヤーで、HAP-Z1ESはDSDリマスタリングやフルサイズ筐体を採用した上位モデル(直販価格189,000円)。HAP-S1は500GB HDDに加え、40W×2chアンプも内蔵し、単体でハイレゾを楽しめるプレーヤー(同76,000円)。

HAP-S1(左)、HAP-Z1ES(右)

 アップデートにより、外付けBD/DVDドライブから両機種のHDDへのCDリッピングが可能になる。リッピング形式はFLACとWAVが選択できる。ディスクのTOCデータを元に、Gracenoteのデータ検索/照合を行なうため、楽曲情報のマッチング精度もPCでのリッピングより高いという。なお、リッピング用のドライブはACアダプタ駆動が必要(バスパワーは非対応)。

 また、DSDファイルにおいても、Gracenoteの楽曲データベースを用いた曲情報取得/付与が可能になる。これにより、DSD楽曲も「おまかせチャンネル」に自動登録されるようになる。「最近再生した曲」のプレイリストも新たに追加された。

 さらに、HAP-S1のみの新機能として、圧縮音源をハイレゾ相当にアップコンバートして再生する「DSEE HX」にも対応する。

 iOS/Androidアプリの「HDD Audio Remote」もアップデートし、自動生成プレイリストに「最近再生した曲」やオプションメニューに「DSEE HX」を追加。DSDファイルへのミュージック情報の再取得も可能になった。また、ソートに[降順]が追加された。

 また、パソコンからHAP-Z1ES/S1に楽曲転送を行なうアプリ「HAP Music Transfer」もアップデート。Windows 10と、Mac OS X 10.11に対応した

(臼田勤哉)