秋元康とハリウッド鬼才によるオリジナルドラマがHuluで配信。渡辺麻友&宮脇咲良主演

　Huluは、秋元康が企画・原作のオリジナルサスペンスドラマ「CROW'S BLOOD(クロウズ ブラッド)」全6話を、7月末より配信する。映画「ソウ2」などを監督したダーレン・リン・バウズマンが製作総指揮を務め、主演はAKB48の渡辺麻友とHKT48の宮脇咲良。

「CROW'S BLOOD」主演の渡辺麻友(右)と宮脇咲良(左)

　クローン羊第1号の「ドリー」が生まれてから20年が経ち、再生医療の進歩で“命の再生”という神の領域にも手が届こうとしている現代。「愛する人を失った時、その肉体や命を再生することは許されるのか? 」というテーマに取り組み、現代の日本を舞台に“愛”と“血”と“謎”が複雑に絡み合うホラーサスペンス作品となっている。製作・著作は、Huluを運営するHJホールディングス。

　26歳で「ソウ2」を監督し、続編の「ソウ3」、「ソウ4」を世に送り出したダーレン・リン・バウズマンと、秋元康がタッグを組んで制作。渡辺麻友と宮脇咲良が「国際ドリー女学園」に通う高校生としてダブル主演し、別所哲也や三浦貴大らが共演。AKB48のトップメンバーも、渡辺らと同じ高校に通う生徒を演じている。

ダーレン・リン・バウズマン(中央)が製作総指揮

第1話のストーリー

　最先端再生医療の研究者である東日本大学の教授・瀬戸明人(別所哲也)は、恩師のゲーリー・グロッスマン教授と共に「国際再生医療学会」に出席していた。瀬戸たちのパネルディスカッションの途中で、車椅子に乗った青年が乱入。再生医療が進歩していく中で、神の領域を侵し、自然の摂理を歪めかねないと危惧する瀬戸に対して、その青年は「自分を救ってくれるはずの唯一の研究を止めるべきだと言うのか!」と抗議する。

　大きな騒ぎはあったものの、瀬戸は自分の考えに間違いないはないと自信を持っていた。グロッスマンも、そんな教え子を頼もしく思う。ところが、そんな瀬戸の信念を覆すような悲劇が、彼の身に襲い掛かる。

　一方、取り立てて特徴のない高校「国際ドリー女学園」に、戸川真希(宮脇咲良)という転校生がアメリカからやってきた。無愛想で、高校3年の中途半端な時期に転校してきた真希は明らかに異質な存在。同じクラスの磯崎薫(渡辺麻友)も無表情のまま自分を見つめてくる彼女に居心地の悪さを感じていたが、何となく気になっていた。そんな中、お昼の時間に食事をしていた真希が突然“黒い”鼻血を流す。薫をはじめとするクラスメイトたちは、彼女の身に起こった衝撃的な出来事に驚きを隠せない様子。その後も、真希の不可思議な言動は続き、ますますクラスの中で浮いていく。そんなある日、学園にショッキングな事件が発生する。