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Questyle、純A級アンプとUSB DAC内蔵の最上位機。「トゥルーDSDモード」採用

 Jは、Questyle Audio Technology製のDAC内蔵ヘッドフォンアンプ2機種を8月10日に発売する。価格は、最上位モデルの「CMA800i」が299,800円、ヘッドフォンのバランス出力にも対応した「CMA600i」が149,800円。

最上位の「CMA800i」

 いずれもUSB DACとヘッドフォンアンプ、プリアンプを内蔵した製品で、特許技術の「カレントモードアンプテクノロジー」を使用したフルディスクリート構成の純A級アンプを搭載。増幅回路の核心部分を電流領域で行ない、低歪と広帯域増幅を可能にしたという。

 DSDネイティブ再生に対応する技術「トゥルーDSDモード」も採用。この機能はDoPではなくDSDを直接再生する特許技術としており、Window PCとASIO対応ソフトとの組み合わせで動作する。

 USB DAC搭載ヘッドフォンアンプの最高峰モデルと位置付けているCMA800iは、フラッグシップヘッドフォンアンプ「CMA800R」と同等のパーツを搭載。DACチップはWolfsonのフラッグシップ製品「WM8741」を搭載する。DSDネイティブ再生は2.8MHzまで対応、PCMは192kHz/24bitまでサポートする。ヘッドフォン出力は標準アンバランス×2で、最大出力は180mW(300Ω)、1W(32Ω)。

 CMA600iは、DACチップに旭化成エレクトロニクスの「AK4490」を搭載し、11.2MHzまでのDSDと、384kHz/32bitまでのPCMに対応する。また、ヘッドフォン出力は、標準のアンバランス×2に加え、XLRバランス×1を備えるのも上位モデル「CMA800i」との主な違い。ヘッドフォンの最大出力は、アンバランスが220mW(300Ω)、950mW(32Ω)、バランスが630mW(300Ω)、1.9W(32Ω)。

CMA600i

 両機種とも、USB入力はアシンクロナス転送対応で、3種類のクロックを使用。USB接続の対応OSはWindows XP/Vista/7/8/10とMac OS X。192kHz/24bit対応の光/同軸デジタル入力も備える。プリアンプとしても利用可能で、同軸デジタル出力やXLR/RCAのアナログ出力を装備。消費電力はCMA800iが13W、CMA600iが30W。外形寸法は共通で、330×200×55mm(幅×奥行き×高さ)。