ニュース

ラジオ受信機「Hint」に田所あずさなど“声優モデル”。スピーカー変更で音質向上

 Cerevoとニッポン放送、グッドスマイルカンパニーの3社は、共同開発したラジオ受信機「Hint(ヒント)」に、声優の声で動作音が流れる「声優モデル」3機種を追加する。野島健児、中村繪里子、田所あずさの3名を起用した製品で、“野島モデル”は注文受付中、“中村モデル”と“田所モデル”については9月14日深夜0時より、各10個ずつ追加注文を受け付ける。

Hintの利用イメージ

 Hintは、無指向性スピーカーを搭載し、Bluetoothスピーカーとしても使えるラジオ受信機。ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記氏が発起人となって「ラジオ局が作る、本気のラジオ」をテーマにした製品で、クラウドファンディングサービスのCAMPFIREで支援を募集。目標額の1,300万円を達成して製品化が決定し、12日時点では目標額を上回る約2,000万円を集めている。

 声優モデルは、HintでBluetoothペアリングしたり、接続/切断する際の動作時に、それぞれの声優の音声が流れるというもの。動作時に指定された音声ファイル(工場出荷時にプリセット済み)を再生する機能によって実現。ただしユーザーが好きな音声ファイルを設定することはできない。

 価格は36,500円(税込/送料込)。購入時はHint本体(21,500円)と、声優オプション(15,000円)の2つを申し込む必要がある。本体には声優のサインも入る。

野島健児さん
中村繪里子さん
田所あずささん

 当初、吉田尚記氏のラジオ番組「ミューコミプラス」9月6日の放送回で声優モデルの追加が発表され、同時に注文受付を開始。中村モデルと田所モデルについては、放送直後に限定数量を達成したが、クラウドファンディングサービス側の障害で申し込みが正常に行なえず、「本体を先に申し込んだが声優オプションを申し込めない間に声優オプションが限定数に達した」という。

 このため、2名のモデルについては各10個の追加注文を14日深夜0時より受け付ける。Hintに申し込み済みの人は声優オプションのみを、新規に申し込む人はHint本体と声優オプション両方を申し込む必要がある。なお、Hintの2台提供プランでは、声優オプションは1台のみに適用される。

ツイータ/ウーファ搭載や、66mm径ユニット採用で音質向上

 Hint本体の仕様変更も発表。スピーカーの仕様は当初、1つの本体内蔵スピーカーの音をリフレクターで反射させる方式だったが、新たにツイータとウーファを搭載して3ウェイ方式に変更。メインのスピーカーユニットも、当初の50mm径から大型化し、66mm径のものを搭載する。最大出力も10Wに変更されている。

 また、充電時の仕様も、本体にバッテリーを装着したまま充電できるように変更される。連続聴取可能時間(約4~6時間)や充電時間(約3時間)には変更はない。