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超省電力のコルグ真空管「Nutube」が5,000円で23日発売。アンプ/エフェクタ自作に

 コルグは、 ノリタケ伊勢電子と共同開発した新たな真空管「Nutube(ニューチューブ)」の一般販売を9月23日より開始する。価格は5,000円。自作アンプやエフェクタ、オーディオクラフトなどに利用可能。「ものづくりの可能性がさらに広がる」としている。

Nutube

 Nutubeは、従来の真空管と同じく、アノード、グリッド、フィラメントの構造を持ち、完全な3極真空管として動作。「真空管特有の豊かな倍音を生み出す」としている。ノリタケ伊勢電子の蛍光表示管の技術を応用した構造により、従来の真空管に比べて2%以下という大幅な省電力化や、容積比で30%以下の小型化を実現。品質も向上したという。連続期待寿命は3万時間。

 '15年1月に発表され、これまで専門技術展や、オーディオ機器/楽器/ものづくり系のイベントに試作機が出展。様々な可能性を模索してきたという。法人向けのサンプル出荷は'16年3月から開始しているが、量産体制が整ったことで、9月23日より一般向けに販売も開始することとなった。

蛍光表示管の技術を応用
Nutubeを使ったヘッドフォンアンプ試作機(春のヘッドフォン祭2016での展示)