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エプソン、HDR対応のレーザー光源4K相当プロジェクタ「EH-LS10500」
2016年10月26日 12:32
セイコーエプソンは、HDR/4K相当表示に対応した、レーザー光源/反射型液晶パネル搭載ホームシアタープロジェクタ「EH-LS10500」を12月より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は80万円前後。
'15年発売の4K相当/レーザー光源採用プロジェクタ「EH-LS10000」の後継機で、新たにハイダイナミックレンジ(HDR)映像表示に対応した。Ultra HD Blu-rayや映像配信などで展開されているHDR映像に対応し、従来は表現できなかった明るさのピークや、暗部の豊かな階調表現が行なえるとする。コンテンツに合わせたHDRモード選択も行なえる。
独自の反射型液晶デバイス「3LCD Reflective Panel」を採用。液晶パネルは0.74型1,920×1,080ドットのフルHD/1080pだが、「4Kエンハンスメントデバイス」により斜め0.5画素シフトさせ、時分割駆動を組み合わせて、最高4,096×2,160ドットの4K相当の高精細表示が行なえる。
レーザー採用により、輝度、広色域化、コントラストを向上。明るさは1,500ルーメンで、色域については、デジタルシネマ規格(DCI)やAdobe RGBを100%カバーしている。コントラストについては、レーザー出力の調整により、シーンの明暗に追従し、よりハイコントラストな表現を可能としている。レーザー光源は、最大3万時間(明るさ切替「低」時)の長寿命も特徴。
画像の解像感を向上する「超解像」や、映像の明暗を強調し、質感や素材感を整える「ディテール強調」などを搭載。前後のコマから中間のコマを自動生成して補間する「フレーム補間」なども備えている。視聴環境や映像に合わせた8つの「カラーモード」を装備。3D表示に対応し、「Bright 3D Drive」により、明るい3D投写(フルHD)が可能となる。3Dメガネも付属する。
レンズは光学2.1倍の電動ズームで、縦±90%、横40%のレンズシフトに対応する。レンズ位置を記憶できる「レンズメモリー」も搭載し、10個までのレンズ位置を記憶できる。シャッターも電動式。
4K/60p(4:2:0)対応のHDMIを2系統備えているが、HDCP 2.2対応は1系統のみ。HDMIのほか、コンポーネント×1、コンポジット×1、アナログRGB(D-Sub15ピン)。RS-232Cやトリガー出力×2、Ethernet、USBなども備えている。
消費電力は459W。動作音は最小で19dB。外形寸法は550×553×225mm(幅×奥行き×高さ)、重量は18kg。リモコンや3Dメガネ。HDMIケーブルクランプなどが付属する。