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AET、低重心化した無理数応用設計のインシュレータ

 エーイーティー(AET)は、高強度の金属を使用した3.5mm厚のオーディオ用インシュレータ「SH-2035」シリーズを10月28日に発売した。いずれも4個1組で、価格はA2000系合金製の「SH-2035A」が2,000円、真鍮製の「SH-2035B」が3,000円。

A2000系合金製の「SH-2035A」

 「特定振動を持たない」という、独自の無理数応用設計で作られたインシュレータ。無理数を応用した比率により、素材の特定共振を理論的に抑えられるとする。従来の「SH-2007」シリーズから厚みを半分の3.5mmにして低重心化。天面にはテーパー加工を施して相対強度とスピード感の向上を図っている。外形寸法は20×3.5mm(直径×高さ)で両モデル共通。

 インシュレータの素材は、「SH-2035A」がマグネシウムと比較して約200%の強度を持つとされる、高強度A2000系合金(非マグネシウム系)。「SH-2035B」が工業用真鍮を採用。各モデルの音の傾向について、「SH-2035Aはハイスピードで切れの良い音、SH-2035Bは重く力強さのある音」と説明している。

真鍮製の「SH-2035B」