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フォステクス、ペア15,800円で低域も強化したハイレゾ対応スピーカー
2016年11月1日 18:25
フォステクスカンパニーは、ブックシェルフスピーカー「P803-S」を11月中旬に発売する。ハイレゾ対応で、価格はペア15,800円。また、トランス型アッテネータ「R100T2」も同時期に、29,000円で発売する。
ブックシェルフスピーカー「P803-S」
既発売の「P802-S」をグレードアップしたモデル。エンクロージャーを再設計する事で、高域は40kHzまでの再生を維持しながら、重低音側を強化。底面にバスレフポートを設け、コンパクトながら豊かな低音再生ができるという。再生周波数帯域は70Hz~40kHz(P802-Sは150Hz~40kHz)。最大許容入力は24W、インピーダンスは8Ω。出力音圧レベルは80dB/W(1m)。
底面バスレフを活かすために、インシュレータとベースボードも付属。設置場所による音響の違いを低減でき、設置の自由度が高いという。
ユニットは20mm径のソフトドームツイータと、8cm径コーンウーファの2ウェイ2スピーカー。ツィータには、内部損失が高く軽量というUFLCソフトドーム振動板を採用し、ハイレゾの高域再生に対応。ウーファ用の振動板には、適度な剛性と内部損失を備えた木材パルプを使い、エッジにはウレタンフォーム材を採用した。
スピーカーグリルを採用し、重厚な外観実現。外形寸法は140×172×243mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1本で1.84kg。1.5mのスピーカーケーブルも2本付属する。
トランス型アッテネータ「R100T2」
1dBステップでの正確なレベル調整ができるというトランス型アッテネータ。大型の単巻トランスと接点抵抗が低く信頼性の高いロータリースイッチを使い、低内部抵抗で低歪みを実現したという。新モデルでは特殊銀合金の接点を採用する事で、安定した接触抵抗も実現、信頼性を高めている。
ロータリースイッチと切り替えスイッチを併用することで、0dB~-21dBの1dBステップで、正確な調整も可能。スピーカー作りなどで活用できる。
設置は、スピーカーのエンクロージャ上などに加え、バッフル板へのマウントにも対応する。
インピーダンスは8Ω。減衰量は0~21dB(1dBステップ/2段切り替え)。許容入力100W(Mus./ネットワーク使用時)。外形寸法は96×190×96mm(幅×奥行き×高さ)。重量は1.17kg。フットとパッキンが付属する。