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「ライバルは据え置き」、iFI-AudioのUSB DAC兼ポタアン「micro iDSD」“BL”バージョン

 トップウイングサイバーサウンドグループは、iFI-AudioのポータブルUSB DAC兼ヘッドフォンアンプ「micro iDSD」次世代バージョン「micro iDSD BL(Black Label)」の発売日を12月16日、価格を69,000円と発表した。価格は前モデルからの据え置き。概要は既報の通り11月に発表しており、詳細が決定した。

「micro iDSD BL(Black Label)」

 2014年7月に発売されたmicro iDSDは、PCM 768kHzやDSD512(11.2MHz)などにいち早く対応して人気を集めたポータブル対応のUSB DAC。micro iDSD BLは、ボディカラーをブラックに変更するだけでなく、DAC信号回路や電源部を強化。オペアンプやアナログ部分も強化。クロックシステム「AMR Global Master Timing」もアップグレードし、超低フェーズノイズ、低ジッター化。3D+とXBass+も最新バージョンを搭載し、「広大な音場と、より深く、より引き締まった低音」を実現したという。

 入力端子は、USB 2.0×1、同軸デジタルと光デジタルの兼用端子×1、ステレオミニのアナログライン入力×1を装備。出力は同軸デジタル×1、標準ヘッドフォン出力×1、RCAのアナログライン出力×1を装備。

前面
背面

 DACチップは、バーブラウン製で、デュアルDAC構成で採用。PCM 768kHz、DSD 11.2MHzのネイティブ再生が可能。

 オペアンプはiFi/AMRの「OV」シリーズ。一般的なチップでは銅製のリードフレームが使われているが、ウェーハーの段階で、HCOFCの銅製リードフレームと4Nゴールド・ボンドワイヤーを投入。「(特注仕様のオペアンプを作るためには)パーツごとに最低でも3万個を購入しなければならない」が、あえてこだわった部分だという。

 Os-Con(導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ)は、パナソニック製。ヘッドフォンの出力は、Turbo(8.0V max/4,000mW@16Ω)、Normal(4.0V/1,000mW@16Ω)、Eco(2.0V/250mW@16Ω)を用意。「内蔵のiEMatchと一緒に使用すると、超高感度のゼンハイザーIE-800から、パワーを貪欲に要求するHiFiMANのHE-6に至るまで、パワーとゲインを完璧に合わせられる」とし、その高い駆動力を「ライバルは“据え置き“」とアピールしている。

 内蔵バッテリは4,800mAhのリチウムポリマー。外形寸法は177×67×28mm(縦×横×厚さ)。重量は310g。

底面