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ゼンハイザー、iPhoneでバイノーラル録音できるマイクやNC+Bluetoothヘッドフォン

 ゼンハイザーは、「CES 2017」において、iPhoneなどと接続できるAMBEOシリーズのバイノーラルマイク付きイヤフォンや、ノイズキャンセリング対応Bluetoothヘッドフォン、Momentum In-EarのBluetoothモデルなどを展示している。

バイノーラル録音用のマイクを備えた「AMBEO Smart Surround」

スマホでバイノーラル録音できるマイク付きイヤフォン

 VRコンテンツ制作向けの360度マイク試作機などが注目されているAMBEOシリーズの新たな製品として、バイノーラル録音向けイヤフォン「AMBEO Smart Surround」が登場。'17年後半に発売予定としている。

「AMBEO Smart Surround」のイヤフォン部

 人の耳の位置にマイクを付けて、リアルな音場の録音ができるバイノーラル録音の新しい方法として、耳掛け型イヤフォンの外側にマイクを備えた製品を提案。イヤフォンで周囲の音を聞きながら、同時に録音も行なえる。USB Type-CまたはLightning端子を利用して、iOS/Androidスマートフォンに接続して録音できる手軽さも特徴。AMBEOブランドで初のコンシューマ向けモデルとなり、身の回りの音をリアルに記録/シェアできる製品としてアピールしている。

 CESのブースではAMBEOの体験スペースを用意。AMBEO Smart Surroundを装着してスマートフォンでバイノーラル録音を行ない、リアルな3Dサラウンドで録音された音源を聞き返せるという。

コントローラ部
Lightning端子でiPhoneなどと接続

NC+Bluetoothで200ドルを切るヘッドフォン

 Bluetoothヘッドフォンの新モデルは、アクティブノイズキャンセリング(NC)の「NoiseGard」対応モデル「HD 4.50BTNC」と、NC非搭載の「HD 4.40BT」を展示。HD 4.50BTNCは2月発売で価格は199.95ドル、HD 4.40BTは1月発売で149.95ドル。

HD 4.50BTNC

 いずれもBluetooth 4.0対応で、aptXコーデックもサポート。NFC対応でスマートフォンをタッチしてペアリングできる。通話用のマイクも内蔵。

 連続使用時間は、HD 4.50BTNCがNC利用でも19時間以上、HD 4.40BTはNC非搭載だが25時間以上連続で使用可能としている。着脱式ケーブルも付属し、パッシブの有線ヘッドフォンとしても利用可能。

HD 4.40BT
NFCでペアリング可能
HD 4.50BTNCの端子部

 イヤフォンは、MOMENTUMシリーズのイヤフォンがネックバンド式でBluetooth対応になった「MOMENTUM In-Ear Wireless」が登場。1月発売で、価格は199.95ドル。

MOMENTUM In-Ear Wireless

 ステンレススチール筐体でデザイン性が高く、強力な低音やクリアなボーカルなどを特徴とした「MOMENTUMサウンド」を、ワイヤレスでも楽しめるというモデル。Bluetooth 4.1とaptX/AACコーデックに対応。バッテリの連続使用は10時間。

イヤフォン部
ネックバンドにコントローラを装備