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DJI、4K/60p/100Mbps撮影できる新フライングカメラ「Phantom 4 Advanced」

 DJI Japanは、4Kカメラを備えた新ドローン/フライングカメラ「Phantom 4 Advanced」を販売開始した。価格は179,000円(税込)で、5インチ/1080pディスプレイ搭載の送信機が付属する「Phantom 4 Advanced+」は214,000円(税込)。なお、従来モデルのPhantom 4は4月30日をもって販売終了する。

Phantom 4 Advanced

 '16年モデルのPhantom 4を改良し、Advancedでは1型、2,000万画素のセンサーとメカニカルシャッターなどでカメラ機能を強化し、'16年11月発売の上位機「Phantom 4 Pro」相当とした。新たに4K/60fps撮影に対応し、最大ビットレートも100Mbpsとなった(Phantom 4は1/2.3型、1,200万画素CMOSで、4K/30fps、最大60Mbps)。主要なインテリジェントフライト機能は継承している。

 Phantom 4 Pro(204,000円/税込。コントローラ付239,000円/同)と新モデルAdvancedとの違いは、FlightAutonomyシステム用の2つのリアビジョンセンサーと赤外線センサーを省略したことと、リモートコントローラの5.8GHz帯対応を省き、低価格化したこと。

 Phantom 4比では、映像処理技術を大幅に強化。C4K(4,096×2,160ドット)/4K(3,840×2,160ドット)撮影に対応し、MPEG-4 AVC/H.264は、C4K/4Kで最高60p、100Mbps撮影に対応。H.265/HEVCは、C4K/4K、30p、100Mbpsまで対応する。写真はJPEG、DNG(RAW)、JPEG+DNGで、最大5,472×3,078ドット撮影が行なえる。記録メディアはmicroSDカード(最大128GB)で、Class 10またはUHS-1対応が必須となる。レンズはF2.8で、画角は84度。3軸Uフレームによるカメラスタビライザーシステムを搭載する。

 自動飛行モードを可能にするDrawモード、ActiveTrack、Tapfly、ジェスチャーモード、トライポッドモードなどのインテリジェントフライト機能を搭載。5つのカメラや前方障害物認識システム、GPS/GLONASS、超音波センサーシステムから構成される「Flight Autonomy」(フライトオートノミー)を搭載する。

 飛行時間は約30分。飛行距離は最長2km。スポーツモード時の最高速度は時速72km。上昇は6m/秒、下降は4m/秒。航行可能限界高度は6,000m。バッテリ込みの重量は1,380g。

 送信機は、5.5型1080pディスプレイを装備。輝度は1,000cd/m2で、Androidベースとなる。バッテリ容量は6,000mAh。スマートフォンやタブレット操作時のアプリは「DJI GO 4」。

コントローラ