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finalのイヤフォン「Piano Forte」3機種がシルバーコートケーブル&バランス対応で進化
2017年7月13日 11:00
S’NEXTは、finalブランドのダイナミック型イヤフォン「Piano Forte」の新モデルとして、シルバーコートケーブルを採用し、内部の仕様も変更した「X-T」、「IX-T」、「VIII-T」を7月28日に発売する。入力端子が3.5mm 3極と、2.5mm 4極の2種類を用意。価格はオープンで、税込の想定売価はX-Tの3.5mmが258,000円前後、2.5mmが261,000円前後、IX-Tの3.5mmが118,000円前後、2.5mmが121,000円前後、VIII-Tの3.5mmが94,800円前後、2.5mmが97,800円前後。販売はfinalのショールームと、直販サイト「final DIRECT SHOP」で行なう。
イヤーピースを使用しない独特の開口形状とホーンスピーカーの原理を採用しているのが特徴で、finalでは「オープン型とカナル型のハイブリッド型」と表現している。「ライブの再生に必要な開放感と空間再現を得意とし、一度惹かれると手放せなくなる魅力を持つ」という。
従来のラインナップは「X」、「IX」、「VIII」だが、新たに型番の最後に「-T」がつく「X-T」、「IX-T」、「VIII-T」が登場。大きな違いは、ケーブルを潤工社製の高純度OFCシルバーコートケーブルに変更。イヤフォン内部の仕様にも変更が加えられ、「オリジナルモデルの広い音場はそのままに、高い明瞭度を実現した」という。
リケーブルはできないが、前述の通り、3.5mm 3極の入力ケーブルに加え、2.5mm 4極のケーブルも選択できるようになった。ケーブルの長さは1.2m。
いずれも16mm径のダイナミック型ユニットを搭載。不要共振を抑える金属削り出し高剛性筐体に、特殊制振合金粉末を加えて制振を強化。ユニットには制振合金プレートを使用し、明瞭度を高めている。インピーダンスは15Ω。感度は110dB/mW。
各イヤフォンの大きな違いは、筐体の素材。その違いで、新モデルのサウンド傾向も異なっており、「音が消えていく余韻まで繊細に表現するクロム銅筐体のX-Tは、従来のXに比べ、演奏者の細やかな表現を繊細に描き出す」という。
クリアな音質が特徴の、ステンレス製筐体のIX-Tは、従来のIXと比較し、「より明瞭で臨場感のあるサウンドを実現」。金管楽器を想像させる華やかな響きを持つという真鍮製筐体の「VIII-T」では、「従来品のVIIIの柔らかな響きに明瞭さが加わったサウンド」になるという。
真鍮製のキャリーケースが付属する。なお、X-Tは、仕上げをイオンプレーティングタイプと、ゴールドメッキタイプから選択可能。重量はX-Tが45g、IX-Tが42g、VIII-Tが43g。