ニュース

DALI、旗艦モデルの低損失ドライバ技術を持つセンタースピーカー「RUBICON VOKAL」

 ディーアンドエムホールディングスは、DALIの「RUBICON」シリーズ用センタースピーカー「RUBICON VOKAL」を7月より順次発売する。受注生産で、価格は25万円。カラーはブラック(B)、ライトウォールナット(MH)、ロッソ(MR)の3色。

RUBICON VOKAL(ブラック)

 他のRUBICONシリーズと同様に、フラッグシップモデル「EPICON」の低損失ドライバ技術「SMC磁気回路」を搭載。2基の165mm径ウッドファイバーコーンウーファと、ソフトドーム型+リボン型のハイブリッドツイータモジュールを備え、RUBICONシリーズの他のモデルと調和。「新たなシネマ・サウンド・エクスぺリエンスを提供する」という。

RUBICONシリーズ

 完全内製のRUBICON用ウーファユニットは、磁気回路のポールピース部にSMC材(ソフト・マグネティック・コンパウンド)を採用。コンパウンド状の砂鉄一粒一粒に化学的コーティングを施し、透磁性を保ちながら電気的絶縁性を確保できるという素材で、SMCポールピースにスリッド入りカッパー・キャップも装着。スピーカー内部のエディ・カレント(渦電流)を極少に抑え、「オーディオアンプなみの超低歪特性を実現した」という。

RUBICON VOKAL(ライトウォールナット)
RUBICON VOKAL(ロッソ)

 ツイータも他のRUBICONシリーズと同じく29mmのシルクソフトドームツイータを採用。大口径化により低い帯域の再生も可能とし、ウーファとの音のつながりを向上させている。リボンツイータは34kHzまで対応し、実用帯域内の再生を重視し、リスニングルームでのスイートスポットを広くとれる“ワイド・ディスパージョン”実現のための設計となっている。

 2つツイータはアルミダイキャスト製のプレートにマウント。キャビネットからの振動をシャットアウトし、クリアでカラーレーションのない高域再生を実現するという。

 奥行き400mmの大型キャビネットを採用。ターミナルはバイワイヤリング/バイアンプ対応の金メッキ仕様で、バナナプラグ/Yラグや太いケーブルまで確実に接続可能としている。

背面(ライトウォールナット)

 周波数特性は49Hz~34.0kHz、クロスオーバー周波数は2.7kHz。感度は89.5dB(2.83V@1m)、インピーダンスは4Ω。推奨アンプ出力は40~200W。外形寸法は581×400×197mm(幅×奥行き×高さ)、重量は13.8kg。サランネットやラバーフットなどが付属する。

サランネット装着時(ロッソ)