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“ダイヤ以上の硬度”13mm径グラフェンコート振動板採用のマクセルイヤフォン「MXH-GD300」

 日立マクセルは、ドライバにダイヤモンド以上の硬度を持つというグラフェンコート振動板を採用した「Graphene」シリーズのイヤフォン上位モデル「MXH-GD300」を9月15日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は25,000円前後。カラーはシルバー。ハイレゾ対応となる。

「Graphene」シリーズのイヤフォン上位モデル「MXH-GD300」

 昨年8月に発売されたGrapheneシリーズ「MXH-GD100」、「MXH-GD200」の上位機種にあたり、新開発の13mm径ドライバを採用しているのが特徴。グラフェンコート振動板は、分割振動を抑制し、ひずみを抑えるために開発されたもので、層が積み重なった形状をしている炭素の固体から層を一枚だけ抜き出した炭素素材のグラフェンを、PET素材の振動板にコーティングしている。

 グラフェンはダイヤモンド以上に炭素同士の結合が強く、平面内でダイヤモンドより強く、引っ張り強度、熱伝導率、電気伝導率の高さもトップクラスだという。

 この振動板を軽量なCCAWボイスコイルと組み合わせ、「微細な信号の変化にも瞬時に追従する高速レスポンスを実現。引き締まった低域から高域まで、バランスのよい広帯域を再生」するという。

 大口径の振動板を活かすために、大型のバスポートも配置し、「最低域まで量感溢れる低音を実現」したという。インピーダンスは22Ω、音圧感度は100dB/mW、再生周波数帯域は10Hz~40kHz。

 ハウジングは、音響特性が優れ、高強度で高比重なステンレス合金と、PC樹脂を組み合わせたハイブリッド仕様。

 ケーブルは着脱式で、MMCX端子を採用している。Y型で、長さは約1.2m。入力端子はステレオミニのL型で金メッキ仕上げ。ケーブルを含めた重量は約24g。

 イヤーピースはS/M/Lサイズ。ポリウレタンの低反発タイプも同梱。キャリングケースが付属する。

使用イメージ