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業界初の可変速早見に対応したシャープUHD BD再生対応BDレコーダ

 シャープは、業界初の可変速早見再生やホコリシールドBDドライブを搭載し、Ultra HD Blu-rayの再生にも対応したBDレコーダ「AQUOSブルーレイ」4モデルを10月30日より発売する。価格はオープンプライス。トリプルチューナ搭載で、HDD容量3TBの「BD-UT3200」は店頭予想価格10万5,000円前後、2TBの「BD-UT2200」は95,000円前後、1TBの「BD-UT1200」と、ダブルチューナで2TBの「BD-UW2200」は85,000円前後。

業界初の可変速早見に対応したシャープUHD BD再生対応BDレコーダ

業界初の可変速早見で、2倍速でも音声付き再生

 Ultra HD Blu-ray再生に対応したBDレコーダで、4Kテレビと組み合わせた際の使いやすさに配慮して、番組表や早見機能などを強化した。

業界初の可変速早見に対応したシャープUHD BD再生対応BDレコーダ BD-UT3200
BD-UT3200
業界初の可変速早見に対応したシャープUHD BD再生対応BDレコーダ 左からBD-UT3200、BD-UT2200、BD-UW2200
左からBD-UT3200、BD-UT2200、BD-UW2200

 チューナ数とHDD容量以外の主な仕様はほぼ共通で、地上/BS/110度CSデジタルチューナを3系統装備(BD-UW2200は2系統)。MPEG-4 AVC/H.264トランスコードによる長時間録画や3番組の同時録画(BD-UW2200を除く)、別売USB HDDへの録画に対応する。

業界初の可変速早見に対応したシャープUHD BD再生対応BDレコーダ BD-UT2200
BD-UT2200
業界初の可変速早見に対応したシャープUHD BD再生対応BDレコーダ BD-UW2200
BD-UW2200

 最大の強化ポイントは、業界初という「可変速早見・早聞き」機能を搭載したこと。従来は1.5倍固定だった早見・早聞きが1.1倍から2.0倍までの10段階で調節可能となった。好みに合わせた速度で再生でき、時間をかけずに番組を楽しめるという。字幕表示しながらの早見再生も可能。

業界初の可変速早見に対応したシャープUHD BD再生対応BDレコーダ 可変速早見・早聞きに対応
可変速早見・早聞きに対応
業界初の可変速早見に対応したシャープUHD BD再生対応BDレコーダ 1.1~2.0倍まで10段階で変更できる
1.1~2.0倍まで10段階で変更できる

 Ultra HD Blu-ray再生対応のために再生処理能力を向上したことで、可変速早見・早聞き再生が可能になったという。なお、可変速早見が行なえるのは、HDD内の録画番組で、UHD BD/BDなどの早見には対応しない。

 また、「4Kビジュアル番組表」も強化し、チャンネル数は5段階、ジャンル色は12ジャンル×13色、文字サイズは3種類、文字の濃さは3段階、番組詳細表示は2種、文字背景色も2種から選択できるようになった。合計28,000通りの組み合わせでカスタマイズできるため、好みにあわせた番組表表示が可能となる。番組のおすすめ・特集表示や、人名検索にも対応する。番組表の起動やスクロール速度も若干高速化している。

業界初の可変速早見に対応したシャープUHD BD再生対応BDレコーダ 4Kビジュアル番組表を改善
4Kビジュアル番組表を改善
業界初の可変速早見に対応したシャープUHD BD再生対応BDレコーダ 見やすさを調整できる
見やすさを調整できる
業界初の可変速早見に対応したシャープUHD BD再生対応BDレコーダ 番組表の設定
番組表の設定
業界初の可変速早見に対応したシャープUHD BD再生対応BDレコーダ 従来モデル(左)と現行モデル(右)の比較
従来モデル(左)と現行モデル(右)の比較

 地デジ/BS/CSの番組表をシームレスに表示できるのは、UHD BD世代のAQUOSブルーレイの特徴だが、新モデルでは、放送波ごとの番組表表示にも対応。従来は、番組表を立ち上げて、右にスクロールすれば、地デジに続いてBSチャンネルが表示されるため、放送波を切り替えずに、地デジ/BSの番組表が確認できた。ただし、「BSは使わない」という人にとってはわかりずらいという意見もあり、放送波ごとに絞り込めるようにした。

業界初の可変速早見に対応したシャープUHD BD再生対応BDレコーダ 番組表は「全チャンネル」のほか、ネットワーク別表示(地デジ/BSなど)に対応
番組表は「全チャンネル」のほか、ネットワーク別表示(地デジ/BSなど)に対応

 新作連続ドラマを4週間分自動録画する「ドラ丸」も搭載。地デジドラマの新作だけでなく、BSも含めた新作ドラマの自動録画が行なえる。録画した新作ドラマは一覧表示が可能で、4週間分録画するため、放送後に話題になった番組も遡って視聴できる。録画後4週間経つと、古い番組から順次自動で消去する。新モデルでは、ドラ丸表示画面のサムネイルを選択するだけで、動画再生を開始できるようになった。

 なお、ドラ丸の録画番組を残しておきたい場合は、毎週予約/通常録画に切り替えられる。また、ドラマだけでなく「アニメ」、「バラエティ」にも切り替え可能。ただし、ドラマ、アニメ、バラエティのいずれか1ジャンルのみの自動録画となる。

 サーチ(頭出し)も高速化したほか、コマ数をアップ。約10コマ/秒表示することで、早送りを画面を確認しながら行なえる「250倍速なめらかサーチ」となった。

業界初の可変速早見に対応したシャープUHD BD再生対応BDレコーダ 250倍速なめらかサーチ
250倍速なめらかサーチ

 録画した番組の再生時に、リモコンの[(ポップアップ)メニュー]を押すことで、録画番組を静止画から約1分ごとに子画面表示する「見どころポップアップ」も搭載。早送りしなくても、番組の見たいシーンを選んですぐに再生可能できる。AQUOSで視聴中の番組を最大90分さかのぼって視聴できる「AQUOSタイムシフト」にも対応する。

 LAN端子と無線LANを搭載し、外出先からのリモート予約やAQUOSリモートプレーヤ-などのアプリを使ったリモート視聴に対応。SeeQValutにも対応し、対応HDDを用いて録画した番組の引越しが行なえる。

ホコリシールドBDドライブ搭載

 Ultra HD Blu-ray対応も新AQUOSブルーレイの特徴。UHD BD/BD/DVD/CDの再生が可能で、録画番組のBD-R/REへのダビングに対応する。なお、UHD BDには録画規格が存在しないため、UHD BDへのダビングはできない。画質については、'17年春モデルから大きな変更はなく、HDR出力にも対応する。

 新たに耐久性を向上した「ホコリシールドBDドライブ」を開発し、対塵対策や光学性能改善により、約3倍の長寿命化を図った(同社BD-NW2100比)。具体的には、ドライブ部の穴やすき間を極力なくしたほか、ドライブ内のエアフローを改善した。埃やチリに加え、たばこの煙などの対策が難しかったが、ドライブ内を通る空気の流れを変えたことで、煙の影響を防ぎ、長寿命化が図られたという。

業界初の可変速早見に対応したシャープUHD BD再生対応BDレコーダ ホコリシールドBDドライブ
ホコリシールドBDドライブ
業界初の可変速早見に対応したシャープUHD BD再生対応BDレコーダ 密閉度を向上
密閉度を向上
業界初の可変速早見に対応したシャープUHD BD再生対応BDレコーダ エアフローを改善
エアフローを改善

 録画画質変換ダビングを高速化し、等倍ではなく3倍速で画質モードを変えながらBDダビング可能。BDソフトの読み込み速度も改善している。

 HDMI出力は1系統のみで、UHD BDの出力には、HDCP 2.2対応のHDMIを備えた4Kテレビが必要となる。4K/60pのアップコンバート出力に対応する。光デジタル音声出力も備えている。

 ネットワークサービスは、4Kアクトビラに対応。NetflixやYouTube、Huluなどの映像配信サービスには対応しない。消費電力はBD-UT3200が約31W、BD-UT2200/UT1200が約30W、BD-UW2200が約29W。外形寸法は430×229×57.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.3kg(BD-UT3200/UT2200/UW2200)、3.1kg(BD-UT1200)。

業界初の可変速早見に対応したシャープUHD BD再生対応BDレコーダ リモコン
リモコン