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琴や太鼓に対応し、ビートシーケンサーも強化した新「GarageBand」
2017年11月2日 17:45
アップルは2日、iOS用の音楽制作アプリ「GarageBand」のメジャーアップデートを実施した。最新のVer.2.3では、新たにGarageBandサウンドライブラリを追加し、新しい楽器やループを収録したサウンドパック(無料)を選んでダウンロードできるようになった。
サウンドパックの追加により、ビンテージドラムマシン風の新しいビートシーケンサーインストルメントを楽しめるようになる。
サウンドパックには、多彩なTouchInstrument、Apple Loops、Live Loopsのテンプレート、ギターや楽器のプリセットなどが含まれている。サウンドライブラリにはGarageBand内の複数の場所からアクセス。初期導入されるサウンドパックは、FutureBass、レゲトン、ビートシーケンサーのキット、ギターアンプの設定(音色)など。サウンドパックは、Appleより定期的にリリースされる。
新しいソフトウェア音源のビートシーケンサーも搭載。電子ドラムキットのコレクションから、気に入ったドラムサウンドを選択し、複数のドラムやパーカッショントラックを個別にコントロールできるステップシーケンサーのインターフェイスを使いながら、グルーブを組み立てたり編集できる。ドラムキットは12種類で25種類のビートパターンを活用できる。
また、Touch Instrumentを通じてアジアの音色、伝統的な和楽器の琴や太鼓、中国の古筝(こそう)も体験可能。マルチタッチのジェスチャーで、弦をはじいたり、たわませたり、個々の太鼓の異なる部分を鳴らすなど、表現力にあふれた演奏が行なえるという。
GrageBand 2.3の利用環境は、iOS 11のiPhone 5s以降、iPad mini 2以降、第6世代のiPod Touch。