ニュース

ソニー、小型軽量で機動性の高いプロ向けショットガンマイク

ECM-778

ソニーは、プロ向けショットガンマイク「ECM-778」を8月8日に発売する。価格は163,900円。発売に先駆け、7月15日より予約受付を開始する。

「狙った音を、優れた解像度でクリアな高域、フラットな中域から明確な低域まで、原音に近い忠実なサウンドとして収音できる」というプロ仕様のショットガンマイク。エレクトレットコンデンサー型で、使用にはDC44V〜52Vの電源供給が必要。出力端子はXLR。

FX3に装着したところ
FX3に装着したところ

特徴は小型軽量な設計。撮影現場で使用される一般的なショットガンマイクは、長さ200mm超えのものがほとんどだが、ECM-778は全長を178mmに抑制。ブームマウント時に、より被写体に寄って収音できるほか、カメラマウント時にも画角にマイクが映りこみにくくした。

アルミ削り出しの耐久性を備えながら、重量も約102gとしたことで、長時間の撮影でもオペレーターの負荷を軽減できる。

マイクカプセルは新規開発で、20kHz以上で-10dBを維持。40kHz(-10dB)の高周波収音特性にも優れ、ハイレゾオーディオの収音に対応する。

音響管も新規設計で、不要な共振を排除した真鍮削り出しの音響管を採用。距離による周波数変動を抑制し、低域から高域までの安定した指向性周波数特性を備えている。

このマイクカプセルと音響管の組み合わせにより、正確に設計された位相干渉システムを形成し、サイドとリアからのピックアップを全周波数帯域にわたって一貫して減衰させるという。特に、ハイレゾ音源、映像制作、ASMR、音楽制作、VRコンテンツなど、高音質を追求する用途に適しているとのこと。

風切り音や振動を減衰するローカットスイッチも装備する。

周波数特性は40Hz〜40kHz。外形寸法は20×176mm(直径×長さ)。重量は102g(本体のみ)。フォームウィンドスクリーン、ファーウィンドスクリーン、マイクホルダー、マイクスペーサー(成型タイプ/シートタイプ)、マイクケーブル、収納ケース、スタンドアダプターが付属する。

付属品
ケースに全て収まる