ニュース

透明ゴンドラでソニースマートスピーカーの360度音響を体験。リトグリ登場

 ソニーから12月9日に発売される、Googleアシスタント内蔵のスマートスピーカー「LF-S50G」。発売を記念し、東京・お台場にあるパレットタウン大観覧車のシースルーゴンドラにLF-S50Gを設置、360度パノラマと360度サウンドを同時に楽しめる期間限定イベントが、7日からスタート。記者発表会には、'17年NHK紅白歌合戦に初出場するLittle Glee Monster(リトグリ)が登場。実際にスマートスピーカーを体験した感想を語った。

ソニーのスマートスピーカーを大観覧車のシースルーゴンドラで楽しむ
LF-S50G発売記念イベントにはLittle Glee Monsterが登場

 イベントの名称は「ソニースマートスピーカー presents 360° Good Sound ゴンドラ」。ソニーとパレットタウン大観覧車がコラボレーションし、12月17日まで開催される。営業時間は10時~22時だが、イベント期間中は無休。金・土曜日と祝前日は23時まで時間延長する。料金は1人(4歳以上)920円。

「ソニースマートスピーカー presents 360° Good Sound ゴンドラ」
パレットタウン大観覧車

 大観覧車の乗り口は、お台場の商業施設パレットタウン2階のパレットデッキにある。隣接するショッピングモール「ヴィーナスフォート」や、ゆりかもめ・青海駅から向かう場合は、トヨタ自動車のテーマパーク「MEGA WEB」内を通り抜ける。また、タイムズパレットタウンパーキングやパレットガーデン、フードコートからはエレベーター・エスカレーターで直接上がれる。

パレットタウン大観覧車周辺の地図
ヴィーナスフォート側からはトヨタ自動車のテーマパーク「MEGA WEB」を通り抜ける
大観覧車の脚元にイベント告知の看板が出ていた

 シースルーゴンドラは、大観覧車のゴンドラ計64台のうち4台限定で、最大4人乗り。通常のゴンドラは窓から景色を楽しむが、このゴンドラは周囲や足下はすべて透明なポリカーボネートで覆われ、最高高度115mからの360度の眺めが楽しめる。1周にかかる時間は約16分。搭乗前にカウンターで希望すれば、先着順で案内される。追加料金は不要。

大観覧車のゴンドラのうち4台が「シースルーゴンドラ」
シースルーゴンドラの案内板

 シースルーゴンドラ1台につきソニーLF-S50Gを1台、計4台を用意。LF-S50Gの特徴である、360度全方位に広がるサウンドをGoogle Play Musicの音楽で楽しめる。

 ゴンドラ内では、「クリスマスソングをかけて」、「オススメの曲を教えて」「(好きなアーティスト)の曲をかけて」といったコマンドの例を紹介しており、実際に声を掛けて試せる。音楽だけでなく「お台場のデートスポットを教えて」など、お台場というロケーションを生かしたコマンドも掲示されていた。

 実際に乗ってみると足下まで透明なので、お台場や東京の景色を見下ろしながら空中遊泳している気分になった。LF-S50Gの360度サウンドも思いの外迫力があって、新鮮な体験だった。高所恐怖症の人には残念ながらオススメできないが、カップルだけでなく家族連れでも楽しめるだろう。

ゴンドラ内にLF-S50Gが1台用意されている

 コンパクトな筐体ながら360度サウンドが楽しめるのは、LF-S50Gに「対向配置2ウェイスピーカーシステム」を搭載しているため。ボーカル帯域用の48mm径フルレンジユニットと、53mm径サブウーファが向かい合わせに配置され、ディフューザーによって全方向に放射される仕組みで、ステレオ音源はモノラルミックスとなるが、ゴンドラのどこに座ってもスピーカーの向きを気にせずに音楽が楽しめる。

対向配置2ウェイスピーカーシステムの仕組み
スピーカーの向きを気にせずに聴ける

 Little Glee Monsterのメンバーも、シースルーゴンドラを実際に体験し、「声を掛けるだけで『夜景にぴったりな曲』などをオススメしてくれる。ふだんは好きな曲ばかり聴いてしまうけど、知らない曲もこういうところで知れるので嬉しい」(MAYUさん)と好評な様子。

Little Glee Monsterのメンバーもシースルーゴンドラを体験
天候が良ければ、夜はこのような景色が楽しめるという

 発表会の会場にもLF-S50Gが用意され、メンバーたちが思い出の曲や、思い入れのある曲のタイトルを口にして、再生してもらうことに。芹那さんが「リトグリの音楽をかけて」と声を掛けると、Google Play Musicからランダムで選ばれた楽曲が流れた。「未知な空間を体験しているようで楽しい。質問すると沢山言葉を返してくれる」と、LF-S50Gのスマートぶりに感嘆した様子だった。

Little Glee Monsterの芹那さん(中央)が「リトグリの音楽をかけて」と声を掛けると再生スタート。左はMAYUさん、右はmanakaさん

 次にかれんさんが「OK、Google。ドリカムの『何度でも』をかけて」と声を掛けると、再生されたのはクリスタル・ケイの「何度でも」。アーティスト違いで同じタイトルの曲がかかってしまうハプニングが起きた。

 「違う違う」とストップをかけ、もう一度同じ文言を繰り返すもLF-S50Gは反応しなくなってしまった。manakaさんに「リハーサルでは一発で再生できたよね。いまはちょっと不機嫌みたい」と励まされ、その後も何度か試したが、結局ドリカムの『何度でも』は再生されなかった。

かれんさん「OK、Google。スマートスピーカーでドリカムの『何度でも』をかけて」「……」
「OK、Google。ドリカムさんの『何度でも』をかけて」「……」

 なお、アサヒさんが「岡田有希子の『さよなら夏休み』をかけて」と話しかけると無事に流れた。選曲の理由を問われてアサヒさんは「夏の終わりにこれをよく聞いてました。昭和アイドル(の曲)を漁ってて出会いました。おばあちゃんにも(昔の曲を)教えてもらうんです」と笑顔でコメントした。

 最後にMAYUさんは「(紅白歌合戦出場は)結成された時からの大きな目標でした。今年こうして日本の大きなお祭りといってもいいほど、日本の皆さんが見る番組に出ることができて嬉しいです。華を添えられるように精一杯がんばります!」と意気込みを語り、「紅組応援をよろしくお願いします」と締めくくった。

人気楽曲「OVER」の生ライブが披露された

 LF-S50GはGoogleアシスタントを内蔵し、「OK, Google(または「ねえ、グーグル)」と声をかけるだけで、ユーザーが知りたいことや、やりたいことをサポートするスマートスピーカー。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は25,000円前後。カラーはホワイト、ブラック、ブルー。

LF-S50Gのホワイト