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新iPad Proは12.9型と11型で最大1TB。USB-CでiPhone充電&ディスプレイ出力
2018年10月31日 00:08
アップルは30日、新しい「iPad Pro」を発表した。ディスプレイサイズは11型と12.9型の2種類で、ストレージメモリは最大1TBで64GB、256GB、512GBも選択できる。またインターフェイスもLightningからUSB Type-Cに変更され、iPhoneの充電に対応する。
11月7日より出荷開始し、11型のWi-Fiモデルは64GBが89,800円、256GBが106,800円、512GBが128,800円、1TBが172,800円。12.9型のWi-Fiは64GBが111,800円、256GBが128,800円、512GBが150,800円、1TBが194,800円。各モデルにWi-Fi + Cellularモデルも用意する。
ホームボタンを省いた新デザインにより、ベゼルを狭額縁化。Retinaディスプレイの解像度は11型が2,388×1,668ドット、12.9型が2,732×2,048ドットで、どちらも264ppi。P3対応の広色域ディスプレイで、反射防止コーティングを採用。明るさは600nit。本体の薄さは5.9mm。
ホームボタンとTouch IDを省略した代わりに、TrueDepthカメラを使った顔認識機能「Face ID」を採用。
120Hzのより滑らかな表示ができる「ProMotion」を搭載。Apple Pencilによるタップ操作にも対応し、自然な描き心地も実現する。また、高性能なディスプレイを活かして2019年に登場予定のiPad版「Photoshop CC」のようなアプリケーションでの使い勝手を高める。
またApple PencilもiPadの上部に磁石で固定できる新デザインとなった。第2世代Apple Pencilの価格は14,500円。新しいFolioスマートキーボードも発売し、価格は12.9型が22,800円、11型が19,800円。
新しい「A12X Bionic」チップは、8コアのCPUと7コアのGPUを搭載。Face IDの処理を実現するほか、ARアプリ対応を強化し、Adobeが2019年に展開する「Project Aero」で先進的なAR体験を実現するという。4つのスピーカーを搭載する。
iPadで初めてUSB-C端子を搭載。相互通信によるカメラや楽器との連携や、5Kまでの映像出力に対応する。また、USB-C経由でiPhoneの充電も行なえる。OSはiOS 12。Apple Payに対応する。
カメラは1,200万画素で、センサーは裏面照射タイプ。レンズはF1.8、4K(3,840×2,160ドット)/60fpsの動画撮影や1080p(120fps)/720p(240fps)のスローモーション撮影にも対応する。Focus Pixelsを使ったオートフォーカスや、手ブレ補正機能も搭載。内側には700万画素のTrueDepthカメラを備えている。
無線LANはIEEE 802.11a/b/g/n/acに対応し、2.4GHz/5GHzをサポート。Bluetooth 5.0に対応する。
外形寸法は11型が247.6×178.5×5.9mm(縦×横×厚さ)で、468g(Wi-Fiモデル/Wi-Fi + Cellular)。12.9型は280.6×214.9×5.9mm(同)で、631g(Wi-Fi)/633g(Wi-Fi + Cellular)。