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192kHz/24bit対応USBスピーカー「OVO Premium」。アルミ/真鍮削り出し

JDSoundは、USBデジタルスピーカーのフラッグシップモデル「OVO Premium」を製作すると発表。日本経済新聞社が運営する購入型クラウドファンディング「未来ショッピング」のプロジェクトを開始した。3種類のチケットを用意し、「アルミニウム削り出し OVO Premium」の14色カラーと4色カラーが各8万円、「真鍮削り出し OVO Premium」が12万円。期間は1月18日~4月17日。目標金額は300万円で、All or Nothing方式。

OVO Premium

192kH/24bitまでのハイレゾ音声も非圧縮で伝送できるUSBデジタル接続のコンパクトなスピーカー。ユニットの直前までフルデジタル処理する高音質を特徴としており、既存モデルは96kHz/24bitまでの対応だが、新モデルは192kHz/24bit対応となる。4cm径スピーカーユニットとパッシブラジエータ―を搭載。WindowsやMac、iPhone/iPad、Android、Linux、PlayStation 4、Nintendo Switchなどで利用できる。出力音圧レベルは77±2dB、再生周波数帯域は150Hz~20kHz。

アルミニウムとマグネシウムの合金で、強度と耐食性の高いA5052を採用。最終仕上げはアルマイト処理。研磨は宮城県石巻市にあるエヌエス機器で行ない、同市ヤグチ電子工業で製造。エヌエス機器はロケットのタービンブレードや医療機器などの研磨の実績があり、ヤグチ電子工業はソニーのウォークマンやワイヤレスヘッドフォンなどのオーディオ機器を手がけている組立工場。

アルミニウム筐体を酸化や腐食から防ぐため、最終工程で金属の表面処理を行なうが、「磨き」と「表面処理」の組み合わせにより同じ材質でも異なる外観に仕上がるため、アルミ削り出しで2つのコースと、真鍮モデルの3種類を用意する。

アルミ削り出しモデル(14色)
アルミ削り出しモデル(4色)

真鍮削り出しモデルの磨きはヘアライン仕上げまたは鏡面仕上げ、表面処理は無塗装。無塗装(無垢)の真鍮は表面が酸化により時間とともに変化するため、自然な風合いを楽しめるという。

真鍮モデル

外形寸法は24×6×3cm。重量は、アルミニウムモデルが約650g、真鍮モデルが約1,200g。消費電力はローパワーモードが0.5W、ノーマルモード2.5W、ハイパワーモード5W。