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ラックスマン製の付録アンプキット強化版が追加生産、200台限定で予約開始

音楽之友社が運営するオンラインショップ「ONTOMO Shop」において、ラックスマンとコラボした真空管ハイブリッドプリメインアンプ・キット「LXV-OT7 mkII(マーク・ツー)」の追加予約が7月19日より受付開始される。価格は35,000円で200台限定。一人一台限りとなる。発送は9月を予定。

ラックスマンと音楽之友社コラボの「LXV-OT7 mkII」

第1弾モデルのアンプキット「LXV-OT7」は、2018年末に音楽之友社が発売したムック本「朗音! 真空管アンプの愉悦」(15,000円)の付録として、ラックスマンが手がけたもの。このムック本は、発売から数日のうちに完売となった。

その後、マーケティング調査を兼ねて限定生産した「LXV-OT7 mkII」が、予想を上回る反響と要望により、1週間で予約定数に達したという。これを受けて、ONTOMO ShopでmkIIの追加生産販売が決定した。

LXV-OT7 mkIIは、ムック本の付録というサイズや価格の制約から解放された“上位版”のmkIIとして企画。27型の大型ボリュームを採用し、スピーカー端子はバナナプラグにも対応。入力端子は金メッキ仕上げ。ボリュームノブ、プッシュノブ、インシュレーターはアルミ無垢、基板のコンデンサもラックスマンオリジナルのものを中心に使用している。

真空管はスロバキア製JJ ECC802S(高信頼管)を使用。この真空管はムック付録版「LXV-OT7」に付属している真空管との互換品として、差し換えて使用する事も可能。

LXV-OT7 mkIIでは、パーツに合わせて抵抗の値も変更。音のチューニングも行ない、オーディオ用に調整されたラックストーンになっているという。

また、基板のパターンの銅箔の厚みを35μから70μと倍にすることでインピーダンスを下げ、電気の流れが改善されるよう調整した。

外形寸法は183×134×91mm(幅×奥行き×高さ/ノブ、端子含む)。最大出力は3W+3W(8Ω)、5W+5W(4Ω)。入力感度は150mV。入力インピーダンスは100kΩ。再生周波数特性は10Hz~120kHz(-2.0dB)。全高調波歪率は0.06%(1kHz)。SN比(IHF-A)は95dB。消費電力は9.3W、3.4W(無信号時)。重量は本体のみで740g。

なお、神楽坂の家具工房 アクロージュ・ファニチャーによる、銘木ブラックウォールナットを使用した木箱ケースも追加生産して発売される。

追加生産される「ブラックウォールナット 真空管キット用ケース」への収納例