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フランスの実写版「シティーハンター」が11月に日本公開。特報も解禁
2019年8月19日 00:00
フランスの実写版シティーハンター「NICKY LARSON(原題)」が日本上陸。「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」という邦題で、11月にTOHO シネマズ日比谷などで全国公開される。日本版ティザービジュアルと特報映像が解禁された。
1985年に「週刊少年ジャンプ」で連載スタートした北条司の「シティーハンター」。日本では1987年にテレビアニメの放送がスタートし、シリーズ全140話、スペシャル作品3作、劇場版3作が製作。1999年のTVスペシャルから20年ぶりとなるアニメ映画「劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ」も今年2月に公開され、興収15億超えのヒットとなったのも記憶に新しい。
そんなシティーハンターのアニメは、フランスで「クラブ・ドロテ」(1987-97)というテレビエンタメ番組の中で「NICKY LARSON(ニッキー・ラーソン)」のタイトルで放送されており、人気を獲得。
フランス実写版の監督&主演を務めたフィリップ・ラショー氏は、1980年生まれの38歳だが、小学生の時にこの番組を観て、「シティーハンター」と「ドラゴンボールZ」の大ファンになったという。
ラショー監督は、企画書・プロットに直筆の手紙を添え、原作者の北条司氏の事務所に送付。そのプロットを北条氏が気に入り、その後、脚本を携えラショー監督が来日。映画化の許諾を得たという経緯がある。
ポスタービジュアルや予告編が公開されると、そのクオリティとキャラクター達の再現度の高さから日本でも話題に。北条司氏は、パリで開かれたコミコンで、公開前のトークイベントにも参加。いち早く鑑賞した感想として「これぞシティーハンター!」と太鼓判を押した。
フランスでは公開2週間で観客動員100万人を突破。日本公開を求める声も大きくなり、日本逆上陸が実現した。
ラショー監督は、コメディ映画「世界の果てまでヒャッハー!」(16)がフランスで既に大ヒット。フランス・エンタメ界の新世代クリエーターとして注目されている。実写版シティーハンターを手掛ける際には、「まずは原作に極力忠実であること。その上で、シティーハンターの世界観と自分のユーモアを融合させた、現代的なアクションコメディを作ることを心がけた」という。
フィリップ・ラショー監督
ようやく日本の権利元と連絡がつき、18カ月かけて書いた脚本を持って北条先生に会いに行き、その48時間後にOKがでたんだ。
北条先生から、脚本が原作に忠実で、このストーリーは原作にも入れたかったと言ってもらった。
最高の褒め言葉で、天にも昇る気持ちだったよ!
その時のことを考えると、こんなにも早く日本の皆さんに観てもらえる日がやってくるなんて!
お手柔らかに!
原作者・北条司
今年(2019年)は、シティーハンターの劇場アニメ版公開からはじまり、このフランス版の日本公開で締めくくることができ、まさに“シティーハンターイヤー”となりました。
大変うれしく思います。監督の愛が詰まった、ワクワク、ドキドキするアクションコメディ映画となっています。
シティーハンターを応援してくれる方には是非ご覧いただきたいです。