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Super X-Fiでヘッドフォン再生も強化、約1.1万円の新Sound Blaster「X3」
2019年9月25日 13:31
クリエイティブメディアは、Sound Blasterシリーズの新製品として、USB DACとして利用でき、ユーザーにパーソナライズしたヘッドフォンサラウンド再生ができる「Super X-Fi」機能も搭載した「Sound Blaster X3」を10月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は11,637円。
PC/MacとUSB接続し、最大7.1ch再生が可能。192kHz/32bitまでのハイレゾ再生も可能。ディスクリートの7.1chスピーカー出力を備え、5.1chスピーカーや7.1chスピーカーと組み合わせ、映画やゲームなどをサラウンド再生できる。WindowsではDolby Digital Liveが利用可能。PC上のマルチチャンネルサウンドを、ドルビーデジタル信号で光デジタル出力し、AVアンプに接続できる。
Super X-Fi技術を搭載。スマホ用アプリで、ユーザーの顔や耳を撮影。その形状や特徴をAIエンジンが抽出・解析。3次元空間の音響マッピングと合成、各個人の特徴に合わせてカスタマイズされたSuper X-Fiプロファイルを作り、それを適用しながらヘッドフォンで聴く事ができる。これにより、ユーザーにマッチしたヘッドフォンでのバーチャルサラウンド再生が可能。
PC/Mac用ソフト「Sound Blaster Command」を使い、Sound Blaster Acoustic Engineによるオーディオ処理を活用。ダイナミックレンジを改善する「Crystallizer」、パンチのある重低音などの、オーディオ エンハンスメントや、足音や武器の切り替え、銃弾のリロードなど、ゲーム内の重要な環境音をハイライトする「Scout Mode」などが利用できる。
EQモードの変更も可能。スマホアプリの「Sound Blaster Command」からのEQカスタマイズ/適用も可能。PC/Macを使わずに設定ができ、Super X-Fiのオン/オフやイコライザーの選択、ミキサー設定などもアプリからコントロール可能。これにより、PlayStation 4やNintendo Switchなどの家庭用コンソールゲーム機でSound Blaster X3を使うこともできる。
DACチップは旭化成エレクトロニクス製で、115dB DNRのDACを採用。ダイレクト モードを備え、ピュアなオーディオ再生もできるという。ヘッドフォンアンプとしても利用でき、600Ωの高インピーダンスヘッドフォンをドライブ可能。
外形寸法は129×129×42mm。重量は約334g。インターフェイスはUSB Type-C。出力は最大192kHz/32bit、入力は192kHz/24bitまで対応する。