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ソニー新4K有機ELテレビ「A8H」や48型の「A9S」、4KフルアレイLED「X950H」など海外発表
2020年1月7日 11:19
ソニーは、米国ラスベガスで1月7日~10日(現地時間)に開催される「CES 2020」のプレスカンファレンスにおいて、4Kテレビの新ラインナップを発表。4K有機ELテレビ「A8H」は65/55型、「A9S」は48型を用意。液晶の4KフルアレイLEDテレビは「X950H」が85/75/65/55/49型、「X900H」が85/75/65/55型。さらに英国向けには「XH85」が49/43型、バックライトがフルアレイLEDではない4Kテレビは「XH81」が65/55/49/43型、「XH80」が85/75/65/55/49/43型、「X70」が65/55/49/43型をラインナップする。価格・発売日は後日発表される。
なお、8KフルアレイLEDテレビ Z8Hも発表しているが、詳細は別記事で記載する。
【記事内型番変更】記事初出時、英国のリリースをベースに型番を記載しておりましたが、米国の型番に変更しました。(1月7日15時)
X950Hから上位のモデルには、映像処理エンジンの「X1 Ultimate」を搭載。鮮明で正確な画質を実現。サウンドにもこだわり、「Sound-from-Picture Reality」を搭載。画面から直接音が聞こえる体験ができる。
Netflixの作品をスタジオ品質で表示できるという「Netflix Calibrated Mode」や、新しいレベルの視覚、音声を提供してIMAXエクスペリエンスを家庭で楽しめる「IMAX Enhanced」にも対応する。
テレビを設置した部屋の光に合わせ、最適な表示ができるという「Ambient Optimization」機能も搭載。音を吸収、または反射するカーテンや家具などの部屋のオブジェクトを検出し、音響が損なわれないように微調整する機能も備えている。
筐体デザインには「Immersive Edge」デザインコンセプトを採用。画面を見やすくするために、端に個別のスタンドを配置。このスタンドはほとんど目立たないという。
また、次世代のゲームコンソールの接続を想定、8K解像度、4K/120fpsの高フレームレート、HDMI入力を介した高速応答もサポートするという。
OLEDの上位シリーズである「A8H」には、X1 Ultimateを搭載。さらに、独自のOLED用パネルコントローラー「Pixel Contrast Booster」を搭載。800万個以上の自己発光ピクセルを制御し、「これまでにない黒、本物の色、広い視野角で大幅に豊かな視覚体験を実現する」という。
さらに、X-Motion ClarityをOLEDにも搭載。画面上の動きをリアルタイムで改良し、「これまでにないほど明るく、鮮明で、より滑らかな、比類のないスポーツ観戦体験」ができるとする。
2基のサブウーファーを搭載し、Acoustic Surface Audioを強化。Dolby Vision、Dolby Atmosにも対応する。
「A9S」は有機ELで48型。X1 Ultimate、Pixel Contrast Booster、Acoustic Surface Audioを搭載。X-Motion Clarityにも対応する。
4KフルアレイLEDの「X950H」シリーズには、X1 Ultimate、オブジェクトベースのHDRリマスター、Super Bit Mapping 4K HDR、デュアルデータベース処理などを搭載。
さらに、従来の液晶テレビの6倍のコントラストを実現するという「X-tended Dynamic Range PRO」を使った、フルアレイローカルディミングバックライトを搭載。幅広い視野角で鮮やかな色を表示できるという「X-Wide Angle」テクノロジーも搭載する。なお、この機能を搭載するのは55型以上のモデル。リモコンは、プレミアムなバックライト付きリモコンとなる。
英国向けとして展開するミドルレンジの「XH90」シリーズは、4K HDR Processor X1を搭載。バックライトには「X-tended Dynamic Range」を使用。65型以上のモデルは、アコースティックマルチオーディオも搭載する。
「XH85」は、4K HDR Processor X1を搭載。X-tended Dynamic Rangeのバックライトは備えていない。「XH81」も同様で、4K HDR Processor X1を搭載。X-tended Dynamic Rangeは搭載しない。「XH70」の映像処理エンジンは「4K X-Reality PRO」。