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東芝、音で検索・操作できる3番組同時録画“時短”レコーダ。約5.5万円

東芝映像ソリューションは、録画済み番組の再生時間を選ぶことができる時短機能を備えた、1TB HDD搭載BDレコーダー「DBR-T1009」を2月21日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5.5万円前後。

BDレコーダー「DBR-T1009」

'19年11月に発売したBDレコーダー「DBR-UT」シリーズから、UHD BD再生を省くなど一部機能を変更したモデル。同社担当は「“トリプルチューナー搭載で手頃な録画機が欲しい”という要望に応えた製品。レグザブルーレイの強みである時短機能を継承しつつ、新たにスマホを使った音声操作に対応した。一方で、ドライブをBD、内蔵するHDD容量を1TBとすることで、求めやすい価格を目指した」と説明する。

内蔵するデジタルチューナーは、地上・BS・110度CS×3基で、最大で3番組の同時録画が可能。内蔵1TB HDDに、DRモードで約91時間(BS)/129時間(地上)、12倍の長時間録画モードで約1,085時間の放送番組が録画できる。4Kチューナーは非搭載。

録画した番組を効率よく再生できる、時間短縮機能“時短”を搭載。通常再生以外に、CM自動スキップ再生の「らく見」、CMスキップ+1.3倍速再生の「らく早見」、“らく見”を20分割して15秒再生&スキップ再生する「飛ばし見」を選ぶことが可能。

ユーザーの空いた時間に合わせて再生できるのが特徴で、約54分の番組の場合、らく見で約45分、らく早見で約34分、飛ばし見で約5分まで再生時間を短縮できるという。

時短機能はダビング時にも利用可能。「おまかせダビング」を選べば、らく見部分だけをBD/DVDに保存することができるほか、らく見部分だけをモバイル用データに変換・転送するスマホ持ち出しも行なえる。

キーワードやジャンルを設定しておくと、自動で該当する番組を録画するおまかせ自動録画機能も搭載。タレントの名前など、人物リストから好きな人物を選んで番組表検索が可能。時短リストに登録すると、予約録画番組、おまかせ自動録画番組の中から、登録した人物が出演している番組だけをすばやく検索できる。

アプリ「スマホdeレグザ」に対応。付属のリモコンを使わずに、スマートフォンで録画番組を再生したり、番組の持ち出しや外出先からの録画予約などができる。番組説明や出演者などの情報もスマホで確認可能という。

3月実施予定のアプリアップデートで音声操作に対応。音声による番組検索や再生指示ができるようになり、入浴中やキッチンなど、手での操作が限られる場合でも利用可能。検索は急上昇ワードにも対応した。また時短のお好み設定や自動録画設定もアプリに対応。アップデートでは、宅外視聴の繋がりやすさ改善も行なわれる予定。

ドライブは、BD、ブルーレイ3D、DVD、CDなどのメディア再生に対応。4K Ultra HD Blu-rayの再生はサポートしない。Blu-ray映像を4K(3,840×2,160ドット)にするアップコンバート再生や、1080/24pダイレクト出力再生が行なえる。このほか、AC電源供給型のUSBハブを使って、最大4台まで同時接続できるUSBハードディスク録画や、SeeQVault対応の引っ越し・バックアップ機能も備える。

インターフェイスは、HDMI出力×1、USB×2、LAN×1。コンポジットなどのアナログ映像・音声入力端子は搭載しない。無線LANは、IEEE 802.11ac/a/b/g/n。外形寸法は430×200×46mm(幅×奥行き×高さ)。

リモコン
背面
主な仕様