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レグザ、8番組同時自動録画、4KもW録できるBDレコーダ
2021年10月27日 11:00
TVS REGZAは、4K放送を含む最大8番組を同時かつ自動で録画できるBDレコーダー「4KZ」シリーズを11月下旬より発売する。HDD容量の異なる3モデルをラインナップ。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4TB HDDモデルは137,500円前後。
4Kレグザブルーレイ
・6TB HDD「DBR-4KZ600」 未定 2022年1月発売
・4TB HDD「DBR-4KZ400」 137,500円前後 11月下旬
・2TB HDD「DBR-4KZ200」 未定 2022年1月
BS 4K/110度CS 4Kチューナーを搭載した、レグザブランド初のBDレコーダー。
全録「タイムシフトマシン」や自動スキップ再生の「時短」といった従来の機能を継承しながら、新開発のシステムエンジンや4Kチューナーの搭載、みるコレサービスと連携した番組視聴・録画などの新機能を盛り込んだ。
同社担当は、新製品について「我々独自の、定評あるタイムシフトマシン録画と、おまかせ録画を組み合わせた、新しい録画スタイルを提案する4Kレコーダーを目指した」としている。
2K放送を全録する“タイムシフトマシン”機能と、好みの番組を自動で録画する“おまかせ録画”機能を組み合わせた、「4Kハイブリッド自動録画」を新搭載。タイムシフトマシンによる6チャンネル録画(BS/CSは最大3チャンネル)と、4K放送のダブル録画を合わせ、最大8番組の自動録画を可能にした。
タイムシフトマシンは、事前に設定するだけで好みの2Kチャンネル・時間を録画予約不要で丸ごと録画。おまかせ録画は、「みるコレ」で番組ジャンルなどを好みのテーマを登録するだけで2K/4K番組を自動録画できる。
搭載するチューナーは、タイムシフトマシン専用が地デジ×3、地デジ/BS/110度CS×2。通常録画・タイムシフトマシン兼用が地デジ/BS/110度CS×1。通常録画専用が地デジ/BS/110度CS×2、BS 4K/110度CS 4K×2という構成。
同時録画番組数は最大8番組で、その内4K放送は2番組同時録画が行なえる。長時間録画モード(AVC圧縮)は2K放送のみ用意し、4K放送の録画はDRモードに限られる。
内蔵HDDや外付けUSB HDDに録画した4K番組は、ブルーレイにダビングが可能。記録はMMT TLV方式(パナソニックが採用)。ただし再生はMMT TLVに加え、TS方式(シャープ、ソニーが採用)もサポートする。同社担当は「あくまで自己録再が基本でありメーカーとして動作保証はしないが、他社のレコーダーでダビングした“4K録画BD”が再生できることを新モデルで確認できている」としている。
タイムシフトマシンや録画した地デジ・BSの番組を、好みのジャンル毎にサムネイル表示してくれる「おすすめ番組」機能を搭載。膨大な録画番組から見たい番組にすぐにアクセスできる機能になっており、さらにサムネイル表示によって、いつも見る放送番組も、ネット動画を選ぶような感覚でセレクトできる。
レグザブルーレイで定評のある“時短再生”も引き続き搭載。番組本編以外を自動でスキップ再生してくれる「らく見」、らく見を1.3倍速で再生する「らく早見」、らく見を20分割して15秒&スキップ再生する「飛ばし見」など、ユーザーの空いた時間に合わせて効率よく視聴できる各種機能を用意する。
さらに見たいシーンにジャンプできる「シーン検索」機能を新たに搭載。シーン検索情報が提供されている、民放キー局の地デジ番組などを再生中に、リモコンのシーン検索ボタンを押すと画面右にシーン情報が表示され、好みのシーンへジャンプして再生することができるようになった。
「4KZ」シリーズでは、レグザの高画質を継承したという新エンジン「レグザレコーダーエンジンRR1」を搭載。レグザエンジンに搭載される信号処理技術をレコーダー用にカスタマイズしたものとなっており、「HDR(HLG&HDR10)に対応し、臨場感あふれる高画質な映像をお楽しみいただける」という。
具体的な映像処理技術としては、すべての信号を3,840×2,160 4:4:4 10bitに変換する「4Kアップコンバート処理」や、輝度高画質アップコンバート処理に加え、色信号の精細感を向上させることでコンテンツの質感向上や精細感・臨場感アップを行なう「レゾリューションプラス for レコーダ」などを搭載している。
4K放送のHLGコンテンツにおける「HDR明るさ補正」機能も備えた。基準となる白レベルの違いに着目し、明るさ補正をかけることでHLGコンテンツを適切なコントラスト感で楽しめるようにした。他にも、MPEG NRや画質調整機能も用意する。
2021年発売のレグザブルーレイなどにも採用されている「クラウドAI高画質連携」も可能。
詳細ジャンルやコンテンツ毎の画質特性をクラウドから取得し、視聴中のコンテンツに適切なパラメータを適用することで高画質化する薄型テレビ・レグザ搭載機能「クラウドAI高画質テクノロジー」と連携動作する機能で、レコーダーに録画した番組がレグザでより最適な画質で表示できるようになる。連携機能を動作させるには、X8900/Z670K/M550K/X9400S/X9400/X8400/Z740XS/M540XシリーズのクラウドAI高画質テクノロジー搭載レグザが必要。
レコーダーがクラウドAI高画質のデータベースをダウンロードし、再生する録画番組にマッチするデータベースをレグザに通信する仕組みになっており、たとえば長時間録画(AVC録画)した2K番組の解像度補正や色調補正がレグザ側で適用され、自然な色合いで再現される。
クラウドAI高画質テクノロジーに対応しないレグザと接続した場合でも、レグザの画質処理に適切な信号を送る「レグザコンビネーション高画質」機能によって、さらにきめ細やかで質感豊かな映像が楽しめる。またレグザリンクを使えば、レコーダーの操作をレグザのリモコンで行なったり、レグザで外付けUSB HDDに録画した2K番組をレコーダーに無劣化でムーブ、ダビングできる。なお、2K番組の無劣化ムーブはAndroidレグザは非対応となる。
無料アプリ「スマホdeレグザ」を使えば、付属のリモコンを使わずに、スマートフォンで録画番組を再生したり、外出先からの2K/4K番組の録画予約が可能。番組説明や出演者などの情報もスマホで確認できる。ただし、音声操作や音声検索、過去案組表表示、スマホ持ち出しなどは対応しない。
ボディは、高機能を表現したスマートソリッドデザインを採用。レグザの卓越したパフォーマンスを引き出す機能美を追求しており、スマートでミニマルなものに仕上げたという。
再生可能メディアは、4K Ultra HD Blu-ray、BD、DVD、CDなど。記録可能メディアは、BD-R/RW、DVD-R/RW。インターフェイスは、HDMI出力×2、USB×2、LAN×1で、無線LANを内蔵する。対応するネット動画サービスは「dTV」、「U-NEXT」、「Net.TV」。
外形寸法は430×260×59mm(幅×奥行き×高さ)。