ニュース

映画「ミッドウェイ」、迫力の“ドッグファイト”映像公開

(C)2019 Midway Island Productions, LLC All Rights

「インデペンデンス・デイ」のローランド・エメリッヒ監督が、日本の運命を決した歴史的海戦を20年に及ぶリサーチを経て描いた映画「ミッドウェイ」。9月11日の全国公開に先駆け、本編映像の第2弾として迫力の空中戦“ドッグファイト”シーンが公開された。

映画『ミッドウェイ』本編映像|手に汗握る“ドッグファイト”編

未曾有の戦いとなった第二次世界大戦の中でも、歴史を左右するターニングポイントとなった激戦として知られるミッドウェイ海戦。激突したのは、日本とアメリカ。

1942年、北太平洋のハワイ諸島北西のミッドウェイ島に、巨大な航空母艦、世界最大の大和を含む超弩級の戦艦、戦闘機、急降下爆撃機、潜水艦が出動。空中、海上、海中、そのすべてが戦場となった。そしてそこには、両軍ともに、国を愛し、覚悟を持って戦った男たちがいた……。

本編映像の第2弾として公開されたのは、空中戦“ドッグファイト”シーン。米軍の若きカリスマパイロットのディック・ベスト大尉(エド・スクライン)が、太平洋上に浮かぶマーシャル諸島にある日本軍飛行場の爆撃に成功した場面からはじまる。

(C)2019 Midway Island Productions, LLC All Rights

ベスト大尉が駆る機体は“恐れを知らない”という名をもつSBDドーントレス。急降下爆撃機でありながら、良好な運動性と強力な機銃を備えており、爆弾を投下して身軽になると日本軍機を相手に空戦を行なうこともあった。

飛行場の破壊に成功したのもつかの間、日本軍の戦闘機から反撃されドッグファイトへと突入する。まずヘッドオン(正対機動)ですれ違いざまに1機を撃墜するも、残り2機に後方を取られると、ベスト大尉は艦上急降下爆撃機ならではの装備の後部機関銃を操作するマレーに「敵機を追い払え」と指示する。

(C)2019 Midway Island Productions, LLC All Rights

島内陸部の地形を活かし巧みに旋回しながら最後の敵機を振り払おうと急上昇し、その直後にハンマーヘッド機動で急降下へと切り返して日本軍機からの離脱を試みる。主観から客観へと目まぐるしく視点が入れ替わる、緊迫した映像となっている。

あらすじ

1941年12月7日(日本時間12月8日)の日本軍による真珠湾への奇襲攻撃。戦争の早期終結を狙う山本五十六大将の命により、山口多聞や南雲忠一がアメリカ艦隊に攻撃を仕掛けたのだ。

大打撃を受けたアメリカ海軍は、新たな太平洋艦隊司令長官に、兵士の士気高揚に長けたチェスター・ニミッツを立てた。両国の一歩も引かない攻防が始まる中、日本本土の爆撃に成功したアメリカ軍の脅威に焦る日本軍は、大戦力を投入した次なる戦いを計画する。真珠湾の反省から、日本軍の暗号解読など情報戦に注力したアメリカ軍。情報部のレイトン少佐が、次の目的地をミッドウェイと分析、限られた全戦力を集中した逆襲に勝負を賭ける。遂に、アメリカ軍のカリスマパイロット、ディック率いる爆撃機が出撃。

空母、軍艦、潜水艦、戦闘機など、あらゆる近代兵器を駆使した壮絶な激突へのカウントダウンが始まった……。