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シュア、マイクのクリーニング方法をWebで公開

Shure Japanは、同社Webサイトにマイクのクリーニング方法や注意事項を掲載。使用する洗浄剤や、クリーニング時の注意事項などを詳しく説明している。詳細はShureのページを参照のこと。なお、新型コロナウイルスをはじめとする病原菌、およびウイルスなどの感染予防を完全に保証するものではないという。

SM58、BETA58A、KSM8など、グリルやウインドスクリーンの取り外しが可能な有線タイプのマイクを、機能や塗装表面への影響を最小限に抑えてクリーニングする方法としては、柔らかい布や毛先の柔らかい歯ブラシを使用し、洗浄剤を塗布する。

Shure本社では、中濃度の石鹸水(清潔な布に軽く浸して拭き取る)、「Clorox Disinfecting Wipes クロロックス 除菌シート」、イソプロピルアルコールの3つでテストしたという。

この際、必ずマイクケーブルを外し、誤って水分や洗浄剤がマイクカプセル内に浸入することを防ぐため、グリルやウインドスクリーンは装着したままにしてマイクカプセルを保護する。また、洗浄剤は最小限の量を使用し、製品を洗浄剤に浸さないようにする必要がある。

クリーニングの際は、マイクユニット内部に水分や湿気が残らないよう注意する必要がある。また、マイクのカプセルに洗浄剤を直接塗布してはならない。「可能であればマイクロホンを逆さまに持ち、マイクユニット内部から余分な液体が下に流れ落ちるようにしてください」としている。

また、XLRコネクタ部に液体がたまらないように、下部にスロットなどがある場合は指で塞ぐか、一時的にテープで開口部を覆う。ペーパータオルなどをXLRコネクター部に押し込み、余分な液体を吸収するといった方法などもアナウンスされている。

ワイヤレスのハンドヘルド・マイクでは、漂白剤や過酸化水素の使用を禁止。「ニッケル仕上げタイプのマイクロホンのクリーニングでは、中濃度の石鹸水またはClorox Disinfecting Wipes以外は使用しないでください」としてる。

また、マイクのカプセルに液体を直接かけてはならない。コンデンサーマイクの場合は特に注意が必要だという。この他にも、送信機のクリーニング方法なども詳しく説明されている。