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シャープ、初の4K有機ELテレビ「CQ1」に48型追加。約23万円

4T-C48CQ1

シャープは、新4K衛星放送チューナーを搭載した4K有機ELテレビ「CQ1シリーズ」に48型「4T-C48CQ1」を追加し、11月14日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は23万円前後。

CQ1シリーズは、シャープ初の有機ELテレビとして5月に55型と65型の2サイズを発売。今回新たに48型を追加する。

4K/3,840×2,160ドットの有機ELパネル(倍速対応)と、8Kテレビの開発で培った映像技術を応用した4K画像処理エンジン「Medalist S1」を組み合わせることで、シャープならではの有機EL画質を追求している。

4K画像処理エンジン「Medalist S1」

映像信号に含まれるシーンごとの輝度分布を解析してコントラストを緻密に表現する独自アルゴリズム「スマートアクティブコントラスト」機能や、有機ELパネルの輝度性能を最大限に引き出す独自制御「Sparkling Drive(スパークリングドライブ)」を搭載。

画面全体が暗く一部だけが明るいシーンでは、漆黒から煌めきまでを緻密にコントラストを表現し、自然な立体感を再現。一方、画面全体が明るいシーンでは、ハイライトでも白飛びを抑えた忠実な色表現とし、明るく色鮮やかな映像を表示するという。

そのほか、コンテンツの解像度や映像フォーマットを判別し、地デジや動画配信、4K放送も独自のアルゴリズムで高精細化する「4K Masterアップコンバートプロ」や、広色域技術「リッチカラーテクノロジープロ」も搭載する。

HDR規格は、4K Ultra HD Blu-rayなどのHDR10と4K放送のHLG、そしてDolby Visionをサポート。動きの速い映像で発生しがちな動画ぼやけを低減する応答技術「スキャンスピード」も搭載している。

搭載するサウンドシステムは2.1ch・7スピーカー構成の「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」で、総合出力は65W。

搭載チューナーは、BS/CS 4K×2基と、地上/BS/110度CS×3基。外付けUSB HDDを接続することで、2K/4K放送の裏番組録画や、2K放送+2放送のW録、4K放送+2K放送のW録が行なえる。

Android TV OSを搭載。AIが家族のよく見る番組や利用した時間帯を学習し、好きなジャンルの番組やよく見るタレントが出演する作品を教えてくれる「COCORO VISION」や、ビデオ配信の「COCORO VIDEO」、音楽配信の「COCORO MUSIC」、ゲームの「COCORO GAME」などの各種サービスが楽しめる。

リモコンのGoogleアシスタントボタンからの音声検索に対応。見たいジャンルや俳優の名前から番組検索や天気の確認などの操作に加え、Googleアシスタントからの操作に対応したエアコンなどの家電操作も行なえる。

リモコン

対応する映像配信サービスは、COCORO VIDEOのほか、Netflix、Amazon Prime Video、dTV、Hulu、TSUTAYA TV、TELASA(旧ビデオパス)、GYAO!、DAZN、ABEMA(旧AbemaTV)、U-NEXT、、クランクイン! ビデオ、YouTube、スカパー! オンデマンドなどのほか、TVerやParaviなどの見逃しサービスに対応。

外光の映り込みを避けたい場合や、視聴位置に合わせて画面を向きを変える場合などに有効な回転式スタンドを採用。左右計30度までスイーベルできる。

HDMI入力は4系統で、いずれもHDCP 2.2対応、18Gbps(4K/60p/HDR)をサポート。入力2のみARCに対応する。ミニジャックのAV入力、ヘッドフォン/アナログ音声出力、光デジタル音声出力も用意する。USB端子はメモリー用と、USB HDD用の2系統。LAN端子は100BASE-TX。

消費電力は約270W。年間消費電力量は176kWh/年。スタンドを含む外形寸法は106.9×25.3×68.1cm(幅×奥行き×高さ)。重量は約21kg。