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東芝、43型8万円からの4K入門レグザ「C350X」。ネット動画も快速

4K液晶レグザ「C350Xシリーズ」

東芝映像ソリューションは、ネット動画を快適に楽しめる4K液晶レグザ「C350Xシリーズ」を11月13日より発売する。43型、50型、55型の3サイズを用意。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は約8万円(43型)から。

4K液晶レグザ「C350Xシリーズ」
55型「55C350X」 約10万円 11月13日発売
50型「50C350X」 約9万円 同上
43型「43C350X」 約8万円 同上

20年3月に発売した、4Kレグザ「C340Xシリーズ」の後継機種で、4Kチューナーを搭載するレグザの中では、最も手頃なエントリーシリーズ。

新モデルでは、高速グラフィック処理を可能とする新開発映像処理エンジン「レグザエンジンPower Drive」を採用したことで、動画配信サービスのメニューが快適に操作でき、NetflixやYouTubeなどのネット動画をストレスなく楽しめるようになった。

55型「55C350X」

C350Xで対応する動画配信サービスは、Netflix、Amazon Prime Video、YouTube、dTV、ABEMA、Hulu、TSUTAYA TV、DMM.com、U-NEXT、DAZN、Paravi、スカパー! オンデマンド、Rakuten TVの全13種類で、国内の主要なサービスを網羅。

リモコンには、ABEMA、Netflix、Hulu、U-NEXT、YouTube、Amazon Prime Videoのダイレクトボタンを搭載し、ボタンひとつで見たいネット動画をすぐに起動できる。

リモコン

ネット動画の高画質化する「ネット動画ビューティLE」を新搭載。さまざまな高画質処理で精細感をアップさせノイズを低減。高いコントラストと自然な色でネット動画を高画質に再現する。なお、LEはライトエディションの意味。上位エディション(PRO)との差分は「動画配信サービス会社毎に用意する調整パラメータの有無」とのこと。

ネット動画ビューティLE

チューナーは、地上/BS/110度CSデジタル×2、BS/CS 4Kデジタル×1という構成になり、現行C340Xと比べて2Kチューナー数が1基減った。別売のUSB HDDを接続すれば、2K、4K放送共にシングル録画が行なえる。W録画には対応しない。

録画機能「おまかせ録画」と「おすすめ録画リスト」を搭載。

おすすめドラマ、ゴルフ、話題の番組など、気になるジャンルやお気に入りのタレントを登録すると、おまかせ録画機能が好みのテーマの番組を自動録画。リモコンのおまかせ録画ボタンから「おすすめ録画リスト」を呼び出すと、録画した番組をジャンル・タレントごとにサムネイル付き表示するので、見たい番組がすぐに探しだせるという。

おすすめ録画リスト

レグザタイムシフトマシン(DBR-M4008/M3009)や、タイムシフトマシンハードディスク(D-M210)などと接続した場合は、レグザのリモコンで、テレビとタイムシフトマシン対応機器を操作することが可能。リモコン搭載のタイムシフトリンクボタンで、タイムシフトマシンの「始めにジャンプ」「過去番組表」「ざんまいスマートアクセス」の機能が使用できる。

タイムシフトリンク

3モデルとも、パネル解像度は4K/3,840×2,160ドット。全てVA方式で、LEDバックライトは直下型。エリア駆動には対応しない。HDRは、HDR10とHLGをサポート。

前述したとおり、搭載する映像処理エンジンは、高速グラフィック処理が可能な「レグザエンジン Power Drive」。高度なダイナミックガンマ制御による高コントラスト、36色軸カラーイメージコントロールの自然な色合いの映像を再現するという。なお同エンジンは、2Kレグザ「V34」と同じものを採用する。

レグザエンジン Power Drive

高画質機能としては、視聴環境に合わせて輝度や精細感を自動調整する「おまかせオートピクチャー」、4K放送の本来の美しさを再現する「4KビューティX」、地デジのノイズを抑えて高画質化する「地デジビューティX」を備える。

表示遅延を最小限に抑える「瞬速ゲームモード」を搭載し、1080/60p・4K/60p入力において0.83msの高速表示を実現。ゲーム映像を色彩豊かに美しく再現しながら、表示にかかる遅延時間を低減しており、画面表示とコントローラー操作のタイミングが重要なアクションゲームなどのプレイに最適としている。

瞬速ゲームモード

音声については、自然で明瞭な音を再現する「レグザパワーオーディオシステム」を採用。バスレフ型フルレンジスピーカーとデジタルサウンドプロセッサーが、低音から高音までバランスの良い迫力のあるサウンドを再現し、自然な音像定位と臨場感を実現するという。音声調整メニューから、好みのサウンドにカスタマイズも行なえる。

音声実用最大出力は、50型と55型が20W(10W×2)、43型が14W(7W×2)。

HDMI入力は3系統に変更。対応信号は18Gbpsまで。コンポジット映像・LRアナログ音声入力が各1系統。光デジタル音声出力、ヘッドフォン出力を各1系統用意する。USB端子は2系統。

消費電力は、55型が134W、50型が129W、43型が124W。年間消費電力量は55型が73kWh/年、50型が72kWh/年、43型が71kWh/年。

外形寸法/重量は、55型が123×22.6×75.6cm(幅×奥行き×高さ)/13kg、50型は111.6×22.6×69.1cm(同)/11kg、43型は96.1×20×59.5cm(同)/7.5kg。

50型「50C350X」
43型「43C350X」