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「マンダロリアン」、ボバ・フェットの完全復活に俳優も歓喜
2020年12月17日 08:15
ディズニープラスで配信されているスター・ウォーズ初の実写ドラマシリーズ「マンダロリアン」。現在配信中のシーズン2では、スター・ウォーズファンだけでなく、ジョージ・ルーカスも愛したキャラクターであるボバ・フェットが18年ぶりに登場し、大きな話題を呼んでいる。ボバを演じている俳優のテムエラ・モリソンは「ボバが『スター・ウォーズ』の世界に戻ってきたのは、ただただ嬉しくて素晴らしいことだと思いました」と歓喜の言葉を残した。
スター・ウォーズのエピソード5~6に登場したボバ・フェットは、印象的なスーツとアーマーをまとった賞金稼ぎ。登場シーンは短いものの、ファンからは絶大な人気を誇り、ルーカス監督も「人気が出ると知っていたらもっと活躍させて、彼が迎える最期もかっこよくしたかった」と語るほどのキャラクター。
そんなボバは、「エピソード6/ジェダイの帰還」序盤でハン・ソロと戦うなか、“サルラック”と呼ばれる巨大生物に飲まれ、命を落としたと思われていたが、「マンダロリアン」のチャプター14(シーズン2第6話)で完全復活を遂げた。ボバを演じるのは映画「エピソード2/クローンの攻撃」でボバの父、ジャンゴ・フェットを演じたテムエラ・モリソン。
モリソンはスター・ウォーズの“正史”となる映画エピソード7~9が製作されている間、ボバも登場する機会があるのではと期待していたそうだが、残念ながら声がかかることはなかった。そのため「マンダロリアン」の製作総指揮を務めるジョン・ファブローとデイヴ・フィローニに打ち合わせに呼ばれた時は、心の底から嬉しかったと当時を振り返っている。
その後は何度も打ち合わせを重ね、父が亡くなったあと、幼かったボバはどうやって生きてきたのか、“サルラック”からどうやって生還したのかなどを話し合ったという。
「私はジョンとデイヴに会えることに大興奮でした。彼らが来るのを待っている時、壁に本作のイメージ画があったのですが、自分に似た男が描かれているのを見て“私はそこにいる”と確信しました」とモリソン。
「私もボバについてアイデアを言ったり、提案したりしました。それに、ボバと他のキャラクターとの関係や、彼が生き延びてきた歴史などデイヴからたくさん教えてもらいました」
本作でボバは、マンダロリアンからアーマーを返してもらう代わりに、帝国の残党兵モフ・ギデオンに盗まれたザ・チャイルドの救出を手伝うことになる。今後、マンダロリアンとの旅を通じて、ボバの過去も少しずつ明らかになる可能性もあり、その行方から目が離せない。
ロサンゼルス・タイムスでは「手加減なしの『スター・ウォーズ』」と評され、完璧な“スター・ウォーズ”の世界観とスピリットで描かれる壮大かつエモーショナルなドラマで世界を魅了し続ける『マンダロリアン』。シーズン2はディズニープラスで独占配信中。